【F1 2025】第15戦オランダGPでピアストリ7勝目、レーシングブルズの新人ハジャー3位で初表彰台

2025.09.01 自動車ニュース bg
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F1世界選手権第15戦オランダGP決勝が、2025年8月31日、オランダのザントフールト・サーキット(4.259km)を72周して行われた。

サマーブレイクを終えての後半残り10戦、マクラーレンの2人による9点を挟んでのタイトル争奪戦は予想外の展開となった。フロントロー独占から今年8回目の1-2フィニッシュを目指して快調に飛ばしていた2台のうち、2位を走っていたランド・ノリスのマシンから白煙があがりまさかのリタイア、痛恨の無得点に終わったのだ。

誰よりも早くチェッカードフラッグをくぐり抜けたのは、マクラーレン・メルセデスのオスカー・ピアストリだった。予選ではコースレコードで6戦ぶりとなる今季最多5回目のポールポジションを獲得。レースでも終始危なげない走りを見せ今シーズン7勝目を飾り、不運の僚友ノリスをチャンピオンシップで突き放した。

2位はレッドブル・ホンダRBPTのマックス・フェルスタッペン。母国で過去最低となる予選3位となるも、レースでは蹴り出しのいいソフトタイヤを履いてスタートし、挙動を乱しながらも2位にジャンプアップ。各所で見せ場をつくり、ノリスの脱落で2位が舞い込んできたが、マクラーレンとの差は歴然としていた。

3位はレーシングブルズ・ホンダRBPTの新人アイザック・ハジャー。キャリアベストの4番グリッドから4位をキープし続け、ノリスのリタイアによりうれしい自身初表彰台を手にすることができた。

メルセデスのジョージ・ラッセルは、接触でマシンにダメージを負いながら4位でゴールした。ウィリアムズ・メルセデスのアレクサンダー・アルボンは、予選では悔しいQ2敗退となるも、決勝では10ものポジションアップを果たし5位。ハース・フェラーリのオリバー・ベアマンに至ってはピットレーンスタートで最後尾から14も上昇しキャリアベストの6位。アストンマーティン・メルセデスのランス・ストロールは19番グリッドから7位入賞と、後方スタートのドライバーがポイント圏内でフィニッシュした。

アストンマーティンのもう1台、フェルナンド・アロンソは10番グリッドから8位。そしてレッドブルの角田裕毅は12番グリッドから9位に入り、8レースぶりの入賞を果たした。10位はハースのエステバン・オコンで最後の1点を獲得した。

以下、11位フランコ・コラピント(アルピーヌ・ルノー)、12位リアム・ローソン(レーシングブルズ)、13位カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)、14位ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー・フェラーリ)、15位ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、16位アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、17位ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、18位ノリスまでが完走となった。

ドライバーズチャンピオンシップは、1位ピアストリ309点、2位ノリスは今回ノーポイントで275点のままとなり、9点のギャップは一気に34点差まで広がった。以下、3位フェルスタッペン205点、4位ラッセル184点、5位ルクレール151点と続いている。

コンストラクターズチャンピオンシップは、1位マクラーレン584点、2位フェラーリ260点、3位メルセデス248点、4位レッドブル214点、5位ウィリアムズ80点といった上位の顔ぶれとなる。

次の第16戦イタリアGP決勝は、9月7日に行われる。

(文=bg)

F1第15戦オランダGPを制したマクラーレンのオスカー・ピアストリ(写真左から2番目)、2位に入ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン(同左端)、3位で初めて表彰台に立ったレーシングブルズの新人アイザック・ハジャー(同右から2番目)。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
F1第15戦オランダGPを制したマクラーレンのオスカー・ピアストリ(写真左から2番目)、2位に入ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン(同左端)、3位で初めて表彰台に立ったレーシングブルズの新人アイザック・ハジャー(同右から2番目)。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)拡大

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