アウディRS 3スポーツバック(前編)

2025.11.30 ミスター・スバル 辰己英治の目利き 辰己 英治工藤 貴宏 最高出力400PS、最大トルク500N・mのアウトプットをフルタイム4WDで御す! アウディの豪速コンパクト「RS 3」を、ミスター・スバルこと辰己英治が試す。あまたのハイパフォーマンス四駆を手がけてきた彼の目に、このマシンはどう映るのか?
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

コンパクトクラスで覇を競う一台

「グリーンヘル(緑の地獄)」の異名を持つ、ドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」の北コース。森を切り開いたその全長は20kmを超え、コーナーの数は実に170以上。山岳地帯を駆けぬけるレイアウトにより高低差は300m以上におよぶという、とんでもなく過酷なコースだ。

そんな“ニュル”の北コースは、タイムアタックの聖地としても知られている。自動車メーカーが自慢の高性能車を持ち込み、ライバルたちをしのぐタイムをたたき出すことで優れた性能をアピールするのだ。

「アウディRS 3」はいま、「量産コンパクトカークラス」において世界最速の称号をかけて競い合う一台だ。マイナーチェンジを経たRS 3(今回試乗したハッチバックではなくセダンボディーだったが)のラップタイムは、従来モデルより7秒近くも速い7分33秒123。かつてスバルの実験部に所属し、スバル車の走りを鍛え上げた辰己英治さんは、そんな400PSの4WDマシンをどう評価するだろうか。

――今日は、ニュルでコンパクトカークラス最速をかけて戦うマシンです。タイムは、量産FF無改造クラスのレコードホルダー「ホンダ・シビック タイプR」(その1その2)の7分44秒881より、11秒も速いのだから驚異的。クラス最速の称号は、2025年4月に「BMW M2 CS」に奪われてしまいましたが、それにしたってスゴい記録です。とんでもないモンスターですね。

辰己:エンジンは2.5リッターの5気筒ターボですか。音からしてエネルギーがみなぎる感じだ。

――スタイリングも、フェンダーの張り出しがスゴいですね。フロントフェンダーのスリットもレーシングカーみたい。でも……よく見ると穴があいてない。飾りです。

 
アウディRS 3スポーツバック(前編)の画像拡大
 
アウディRS 3スポーツバック(前編)の画像拡大
 
アウディRS 3スポーツバック(前編)の画像拡大
【アウディRS 3スポーツバック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4380×1850×1435mm/ホイールベース:2630mm/車重:1610kg/駆動方式:4WD/エンジン:2.5リッター直5 DOHC 20バルブ ターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:400PS(294kW)/5600-7000rpm/最大トルク:500N・m(51.0kgf・m)/2250-5600rpm/タイヤ:(前)265/30ZR19 93Y/(後)245/35ZR19 93Y(ブリヂストン・ポテンザ スポーツ)/燃費:10.6km/リッター(WLTCモード)/価格:906万円

【取材時の燃費データ】
テスト距離:395.4km(市街地1:高速道路7:山岳路2)/使用燃料:42.96リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:9.2km/リッター(満タン法)/9.1km/リッター(車載燃費計計測値)
【アウディRS 3スポーツバック】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4380×1850×1435mm/ホイールベース:2630mm/車重:1610kg/駆動方式:4WD/エンジン:2.5リッター直5 DOHC 20バルブ ターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:400PS(294kW)/5600-7000rpm/最大トルク:500N・m(51.0kgf・m)/2250-5600rpm/タイヤ:(前)265/30ZR19 93Y/(後)245/35ZR19 93Y(ブリヂストン・ポテンザ スポーツ)/燃費:10.6km/リッター(WLTCモード)/価格:906万円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離:395.4km(市街地1:高速道路7:山岳路2)/使用燃料:42.96リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:9.2km/リッター(満タン法)/9.1km/リッター(車載燃費計計測値)拡大