新型「シトロエンC3ハイブリッド」が日本上陸 全高拡大でSUV風にモデルチェンジ
2025.10.06 自動車ニュース![]() |
ステランティス ジャパンは2025年10月5日、「シトロエンC3」の新型となる「C3ハイブリッド」の国内導入を発表した。同年11月6日に発売する。
シトロエンC3ハイブリッドは、C3としては第4世代にあたる。国内で累計1万台以上が販売されたという先代の後を受け、快適性と環境性能をさらに追求したのが特徴だ。
新型のボディーサイズは全長×全幅×全高=4015×1755×1590mmで、ホイールベースは2540mm。先代モデルよりも20mm長く、5mm幅広くなり、高さは95mmも拡大。スタイリング的にはコンパクトSUVと呼べるサイズに仕上がっている。
フロントには2022年のパリモーターショーで発表したコンセプトカー「Oli(オリ)」の流れをくむ、新世代のシトロエンデザインを採用。「ダブルシェブロン」ロゴから左右のヘッドランプに向かう「シェブロンライン」がブランドのアイデンティティーを表現しており、3つのセグメントに分割されたヘッドランプは個性を主張する。フロントバンパー下部やリアドアの後部にはかつての「エアバンプ」に代わるアクセントとして「カラークリップ」があしらわれている。
インテリアはフラットでワイドなインストゥルメントパネルが特徴。ドライバーの視線移動を最小限化するスリットタイプのメーターパネルや左右に広がったオーバル形状のステアリングホイールを採用。新たにブロックタイプのデザインを採用した「アドバンストコンフォートシート」の表皮は、上位グレードの「マックス」がライトグレーのファブリックとテップレザー(合皮)の組み合わせ、スタンダードグレードの「プラス」はダークグレーのファブリックとなる。全高拡大によって前席のヘッドクリアランスやドライビングポジションが改善したのも見逃せない。
パワートレインはステランティス グループではおなじみの1.2リッター3気筒ガソリンターボエンジンと6段デュアルクラッチ式ATを組み合わせたマイルドハイブリッド。「C4」とハードウエアは共通ながら、より軽量なC3に合わせて最適化されており、エンジンは最高出力101PS/5500rpm、最大トルク205N・m/1750rpmを、モーターは20PS/4264rpm、51N・m/750-2499rpmを発生し、システム出力は110PS、WLTCモードの燃費は22.3km/リッターと公表されている。フロント:ストラット、リア:トーションビームの足まわりにはバンプストップラバーの代わりにセカンダリーダンパーを備えた「プログレッシブハイドローリッククッション」を装備する。
ボディーカラーは「ブルーモンテカルロ」と「ブライトブルー」の2つの新色にパールレッドの「ルージュエリクシール」と純白の「ブランバンキーズ」を加えた全4色をラインナップ。すべて異なる色のカラークリップと組み合わせられている。
マックスはダイヤモンドカットの17インチアロイホイールを履くのに対し、プラスは同じ17インチでもスチールホイールとツートンカラーのキャップの組み合わせ。バイトーンルーフ(白、または黒)もマックスのみに設定されている。このほかステアリングヒーターやシートヒーター(フロント)、スマートフォンのワイヤレスチャージャー、自動防げん式ルームミラーなどもマックスのみが装備する。
新しいC3の価格はプラスが339万円でマックスが364万円。
(webCG)