レクサスIS F さらにスポーティに
2010.08.25 自動車ニュース「レクサスIS F」がマイナーチェンジ サーキットモードを設定
トヨタ自動車は2010年8月25日、ハイパフォーマンスセダン「レクサスIS F」にマイナーチェンジを施し、発売した。
■330km/hメーター採用
「レクサスIS F」は、最高出力423psの5リッターV8エンジンを搭載するハイパフォーマンスセダン。
今回のマイナーチェンジでは、内外装の意匠変更や、足まわりの設定変更のほか、ナビの位置確認機能によってスピードリミッターが解除される「サーキットモード」追加などが行われた。
エクステリアは、同時にマイナーチェンジを受けた「IS」シリーズ同様に、ヘッドランプ内下部にLEDポジショニングランプを追加。
インテリアでは、メーターレイアウトが一新。デジタル速度計などが組み込まれた大きなタコメーターがメーターパネル中央に配され、右下には330km/hスケールのスピードメーターが設けられた。さらに、ステアリングホイールには、「VDIM(車両の走行性能を統合制御するシステム)」のスポーツモード切り替えスイッチが新たに付けられ、スポーク部にはアルミ調パネルを採用するなど、スポーティな演出が図られた。
フィット感向上のため、シートのクッションも変更。シート表皮にアルカンターラを選択できるオプションも、新たに設定された。
■足まわりもテコ入れ
足まわりにも手が入れられた。コイルスプリング、ショックアブソーバー、ブッシュ、リアキャンバー角などの設定が見直され、乗り心地や車両安定性の向上が図られている。
エンジン、トランスミッションには変更はなく、5リッターV8エンジンに8段ATが組み合わされる。
ナビゲーションシステムの位置情報から、サーキットを走行すると判断されると、スピードリミッターが解除される機能「サーキットモード」が設定されたのも新しい。
価格は、従来型より10万円高の790.0万円。
(文=滝本 智志(Office Henschel))