日産キックスX e-4ORCE(後編)

2026.10.25 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が新型「日産キックス」に試乗。箱根のワインディングロードでのドライブで、日産自慢の最新電動パワートレインと4輪制御技術はどんな印象を残したのだろうか。
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エンジンもモーターもスムーズ

新型キックスはすっかりモダンになったデザインが評判だが、中身の新しさも負けていない。パワーユニットがシリーズハイブリッドの「e-POWER」というのはこれまでどおりながら、最新の第3世代にアップデートされている。新型「エルグランド」にも第3世代が積まれているが、国内向けの初採用はキックスであり、日産の期待が伝わってくるようだ。

第3世代e-POWERはモーターとインバーター、ジェネレーター、増速機、減速機をひとつにまとめた「5-in-1ユニット」を搭載。エネルギーロスが少ないことが自慢だ。新型キックスはこれに発電専用の1.4リッター3気筒エンジン(最高出力98PS、最大トルク115N・m)を組み合わせる。モーターは143PSと315N・mを発生し、4WDモデルはリアにも68PS、140N・mのモーターを搭載する。今回の試乗車も4WDだ。

「e-POWERの特性として動力は完全に電気自動車と同じなので、もちろん走りはスムーズです。圧倒的なパワーがあるわけではないですが、今日のようなワインディングロードでも気持ちよく加速できます」

「電池が小さいのでエンジンが頻繁に指導して電力を供給するんですが、これがものすごくスムーズです。気づかないうちにエンジンがかかって、気づかないうちにエンジンが止まっている。注意深く観察していないと分からない。以前のe-POWERとはだいぶ違いますね」

「これだけ走れる実力がありながら、燃費も20km/リッターを余裕で越えているのだから素晴らしいですよね。気分よくドライブできます」

 
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