人とくるまのテクノロジー展2010、開幕
2010.05.19 自動車ニュース最新技術を見て、触れて 〜「人とくるまのテクノロジー展2010」開幕〜
2010年5月19日、神奈川県のパシフィコ横浜で恒例の日本最大の自動車技術展「人とクルマのテクノロジー展2010」が幕を開けた。
■出展社数は上向きに
自動車メーカーをはじめ、部品メーカー、材料メーカー、計測・解析機器メーカーなどが最新の自動車技術を展示する「人とくるまのテクノロジー展」。昨年は自動車不況のあおりを受けてそれまで続いていた拡大傾向に歯止めがかかり、出展社数は過去最大だった一昨年の392社から320社に減少していた。もっとも、元来ショーではなくまじめな技術展であるため、それでも会場内が寂しくなったという印象は受けなかった。
今回は出展社数は365社に再び増大し、展示面積も増えて見事に復活を果たしていた。展示の傾向としては、ここ数年来と同じく、そしてこれから先もおそらくずっと変わらないだろうが、環境関連技術が中心である。
主催する自動車技術会による特別展示企画のテーマは「低炭素社会の実現に向けて 〜街に走り出すエコカー〜」で、ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車、水素自動車の試乗体験プログラムも用意されている。
今回、とくに記者の目に付いたのは、軽量化の技術。省資源に確実に効果のある「軽量化」は、現代の自動車開発における重要なテーマだが、この会場ではその現状を目の当たりに、さらに一部の展示では実際に部品を手に持って重さの違いを体感することができるのだ。自動車メディアに携わる身であっても、こういう機会はなかなかあるものではない。
この「人とくるまのテクノロジー展2010」は、5月21日まで開催されている。開場時間は10時から17時まで、会場で参加登録をすれば、入場は無料。詳しくは公式サイト(http://expo.jsae.or.jp/)を参照のこと。
(文と写真=田沼 哲)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |