「キャデラックCTS」ファミリーにクーペが登場
2009.11.30 自動車ニュース「キャデラックCTS」ファミリーにクーペが登場
米ゼネラルモーターズは2009年11月28日、キャデラックのニューモデル「CTSクーペ」を発表した。
「キャデラックCTSクーペ」は、「CTSスポーツワゴン」に次ぐ、4ドアセダン「CTS」の派生モデル。CTS(全長×全幅×全高=4870×1850×1470mm)よりも51mm低く、51mm短い2ドアボディに2+2のシートレイアウトをもつ。
角ばった各コーナーや縦型のリアランプなど、キャデラックらしいディテールを残しつつ、インストゥルメントパネル、センターコンソール、ヘッドランプ、フロントフェンダー、フロントグリル以外は、CTSと異なるオリジナルパーツを採用。前後ウィンドウの傾斜を緩くし、空力的にすぐれたスタイリングを実現したという。
インテリアは、各部に手縫いステッチを施し、ハンドメイドの高級感を演出する一方、14ウェイのレカロスポーツシートをオプションで用意するなど、ドライバー志向も高められている。
ボンネット下には、304hpを発生する直噴の3.6リッターV6エンジンが納まる。高速走行時のEPA(連邦環境保護局)燃費値が11.4km/リッターを示すなど、燃費のよさも自慢だ。組み合わされるトランスミッションは6段MTを基本に、6段ATも用意される。FRはもちろん、4WDの駆動方式もラインナップする。
サスペンションのセッティングは、18インチホイールが含まれる「パフォーマンスパッケージ」と、19インチホイールを組み合わせロードホールディング性能を向上させた「サマータイヤパフォーマンスパッケージ」の2種類から選べるうえ、電子制御式のシャシーコントロールシステム「スタビリトラック」が標準で備わる。
カーナビや専用のオーディオシステム、Bluetooth接続機能やiPodの再生機能など、高級クーペらしい装備は“お約束”だ。
日本への導入時期は、2010年の秋ごろが予定されている。
(webCG 関)