BMWがハイブリッドモデル2車種を公開

2009.08.17 自動車ニュース

BMWがハイブリッドモデル2車種を公開

独BMWは、同社初の量産ハイブリッド「ActiveHybrid 7」と「ActiveHybrid X6」を発表した。

■ActiveHybrid 7

BMWは、7シリーズをベースとする「ActiveHybrid 7」と、X6ベースの「ActiveHybrid X6」の2台のハイブリッドモデルを発表した。4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載するモデルだが、搭載するハイブリッドシステムは異なる。

ActiveHybrid 7は、シンプルな構造のマイルドハイブリッド方式を採用する。このシステムは、エンジンとトルクコンバーターの間に小型モーターを搭載し、加速中や高負荷時にモーターがエンジンのアシスト役として機能する。また、減速時には制動エネルギーを回生し、電気に変換してリチウムイオン電池に蓄える。

モーターの性能は、最高出力が15kW(20hp)で、最大トルクは210Nm(21.4kgm)。システム全体では、最高出力342kW(465hp)、最大トルク700Nm(71.4kgm)を発生。トランスミッションは、8段ATが組み合わされる。0-100km/h加速は4.9秒。燃費は、EU基準で100km/9.4リッター(約10.6km/リッター)と公表される。

エンジン停止時にはアイドリングストップ機能が働き、燃料の無駄な消費を抑える。エアコンはエンジン停止中でも使用可能で、エンジン始動前にあらかじめ室温を下げておくように設定することもできる。

35個のバッテリーセルで構成されるリチウムイオン電池をトランクルームとタイヤの間に搭載する。バッテリー重量は27kg。トランクルーム容量は、460リッター。

なお、このハイブリッドシステムは、BMWとダイムラーの共同開発から誕生したものだ。

■ActiveHybrid X6

ActiveHybrid X6は、フルハイブリッド方式のシステムを搭載する。こちらはモーターをふたつ搭載し、それらを適宜コントロールすることで、モーターのみ、エンジンのみ、モーター+エンジンの3パターンの走行を可能にする。モーターによる走行は60km/hまで可能で、その速度を超えるとエンジンが始動する。そして速度が65km/hを下回るとエンジンが停止する。

モーター出力は、それぞれ67kW(91hp)と63kW(86hp)。システム全体では、最高出力485hp、最大トルク79.6kgmを発生する。モーターはトランスミッションと一体になっており、3つのプラネタリーギアと4つのマルチプレートクラッチにより制御する。「2モード アクティブトランスミッション」と呼ばれるこのシステムの採用により、あらゆる速度域において燃費を向上させることができたという。

燃費はベース車より約20%向上しており、EU基準で100km/9.9リッター(約10.1km/リッター)。0-100km/h発進加速は5.6秒と公表される。

バッテリーは、リチウムイオン式ではなくニッケル水素電池(容量2.4kWh)を採用。回生ブレーキ機能を備えており、減速時や制動時に生み出した電気をバッテリーに貯蔵する。

なお、こちらのハイブリッドシステムは、旧ダイムラークライスラー時代に、GM、BMWの3社共同プロジェクトとして開発がスタートしたもの。「メルセデス Mクラスハイブリッド」や「ダッジ・デュランゴハイブリッド」にも同じプロジェクトから生まれたハイブリッドシステムが採用されている。

(webCG 曽宮)

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