「A5カブリオレ」、まもなく公開【ジュネーブショー09】

2009.02.26 自動車ニュース

【ジュネーブショー09】「アウディA5/S5カブリオレ」、ジュネーブで初お目見え

独アウディは、4座オープンモデル「A5カブリオレ」と「S5カブリオレ」をジュネーブショーに展示する。両車の一般公開はこれが初となる。

■ソフトトップを備えた4シーターのオープンモデル

既報のとおり2008年12月にフォトデビューを果たした「A5/S5カブリオレ」が、3月のジュネーブショーで初めて一般に公開される。

A5の新たなバリエーションとなるA5カブリオレは、1991年デビューの「アウディ・カブリオレ」や2002年の「アウディA4カブリオレ」の流れを汲むアウディの4シーターオープンモデル。軽量で、デザイン性を損なわないとの理由から、「TTロードスター」同様、ソフトトップが採用されている。電動ソフトトップは、スイッチの操作だけで開閉が可能なフルオートマチックタイプ。操作に要する時間はオープン時15秒、クローズ時17秒で、50km/h以下なら走行中の開閉操作も可能だ。
オープン時にソフトトップはトランク内に収納されるが、その際必要となるスペースはトランクの上部数cm、容量にして60リッターほど。その場合でも320リッターのトランクスペースが確保される。ソフトトップは3層構造の標準タイプのほか、遮音性を高めた“アコースティックトップ”がオプションで用意される。

A5カブリオレならではの装備としては、風の巻き込みを防ぐウインドディフレクターが標準で装着される。フロントシートは、シートヒーターに加えて、首の付近に温風を吹きかける“ネックレベルヒーター”をオプション設定。また、直射日光を受けても温度上昇が抑えられる特殊加工のレザーをシート用に用意。炎天下で20度程度、温度上昇を抑制できるという。

■最新のパワートレインを搭載

A5カブリオレには、計7種類のエンジンが用意される。ガソリンエンジンは1.8リッターと2リッターがターボ付きのTFSI、3.2リッターV6が自然吸気のFSIで、最高出力の低い順から、1.8 TFSI(160ps)、2.0 TFSI(180psと211psの2バージョンが存在)、3.2 FSI(265ps)の4タイプ。一方、ディーゼルターボは2.0 TDI(170ps)、2.7 TDI(190ps)、3.0 TDI(240ps)の3種類で、2.7 TDIと3.0 TDIはV6である。
トランスミッションには、FFモデルはマニュアルまたはマルチトロニックと呼ばれるCVTが、4WDのクワトロにはマニュアルまたはデュアルクラッチギアボックスの7段Sトロニックが組み合わされる。また、クワトロでは、後輪左右のトルク配分を制御することでコーナリングをサポートする“スポーツディファレンシャル”がオプション設定される。

さらに、好みに応じてダンパーの減衰力やエンジンの特性、ステアリングのアシスト量が変えられる“アウディドライブセレクト”もオプションとして用意するなど、A4、A5シリーズの最新技術がこのA5カブリオレにも盛り込まれている。

■S5カブリオレには3.0 TFSIを搭載

A5カブリオレとともにデビューするのが、スポーツモデルのS5カブリオレだ。S5クーペが4.2リッターV8を搭載するのに対し、S5カブリオレは、ひとあし先にS4に採用されたスーパーチャージャー付3リッターV6が載ることになった。この3.0 TFSIは、333psと44.8kgmというV8並みのスペックを持ち、0-100km/h加速5.6秒というアスリートぶりを示す一方、10.4km/リッターの燃費性能を誇る。エンジンのダウンサイジングはこのS5カブリオレにも及んでいるというわけだ。

A5/S5カブリオレは、2009年第2四半期にヨーロッパでの発売が予定されている。価格はもっともベーシックなA5カブリオレ 1.8 TFSIが3万7300ユーロ(邦貨にして約470万円)から。日本市場については、すでに2009年中の導入が発表されているが、モデルラインナップや詳しい時期は現時点では未定とのこと。個人的には秋から冬にかけての絶好のシーズンに間にあってほしい……と願っている。

(文=生方聡)

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