トヨタの新プロジェクト、まずは「ヴィッツ」でスタート
2009.02.09 自動車ニューストヨタの新プロジェクト、まずは「ヴィッツ」でスタート
トヨタ自動車は2009年2月9日、新プロジェクトである「デコクレ」の記者発表会を行った。同時に、「デコクレ」思想を採り入れた第1弾車種として、コンパクトカー「ヴィッツ」に女性向けの特別装備を施した「シャンブル ア パリ コレクション」を発売した。
■女性がクルマを身近に感じるように
トヨタの新プロジェクトである「デコクレ」は、「遊びゴコロのあるクルマを、お客様の世界観で作る」と説明される。好みが多様化するなかで、ファッションやグルメにこだわるのと同様に、クルマにも興味を持ってほしいと、その顧客の好きな世界をクルマにそのまま反映するというアイディアである。
プロジェクト名である「デコクレ」は、フランス語でショーウィンドウデザイナーを意味する「DECORATEUR-CREATEUR(デコレトゥール - クレアトゥール)」に由来する。これは、ショーウィンドウのように道行く人を振り返らせるようなクルマ造りを目指すことを意味しているという。
女性にとってクルマを身近にする、トヨタの取り組みの始まりである。同日発表のあった「ヴィッツ」を皮切りに、今後、他車種にも展開される予定だ。
■ヴィッツに「パリの小部屋」の世界観を
この「デコクレ」のコンセプトに準じた、第1弾の特別仕様車が、「ヴィッツ」の「F」グレードをベースとした「シャンブル ア パリ コレクション」だ。日本全国の女性約1万人の意見をもとに、多くの女性が好む世界観である「パリの小部屋」をイメージして作られたという。
内装は、シート表皮やドアトリムがフレンチターコイズで彩られ、インパネにはアンティークゴールド調の可飾が施される。シートとヘッドレストは、カバーを取り外すことで、簡単に模様替えができる「着せ替えシート」を採用。自分の好みにコーディネートできる。
エクステリアでは、専用デザインのホイールキャップや、専用ボディカラーなどが特別装備となる。
価格は1リッターモデルが124万9500円、1.3リッターモデルが131万2500円(FF)と、148万500円(4WD)。
(webCG 本諏訪)
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