アウディA5に「カブリオレ」が登場
2008.12.04 自動車ニュースアウディA5に「カブリオレ」が登場
独アウディAGは、アウディA5シリーズのラインナップに、新たにカブリオレモデルを追加し、2009年第二四半期に発売すると発表した。
■いまあえてソフトトップ
「アウディA5カブリオレ」は、従来の「A4カブリオレ」の後継にあたるミドクラスの4人乗りオープンモデルだ。
注目のルーフには、ファブリック製のソフトトップを採用した。このクラスのオープンカーには、ハードトップのクーペカブリオレが増えてきているが、インゴルシュタットの自動車メーカーは、軽量に仕上げられることや重心を下げられること、スタイリングを美しく仕上げられることなどを理由に、ソフトトップを採用。ミュンヘンの自動車メーカー(BMW)に対抗する。
A5のソフトトップは、3層構造の外側、アウターのカラーを4色から選択可能とし、インナーにも3色を設定。ボディ色との多様な組み合わせを実現した。これもソフトトップならではの特徴を活かしたセリングポイントといえるだろう。
トップは電動開閉式。開閉に要する時間は、オープン時に15秒、クローズ時は17秒という速さを実現。さらに時速50km/h以下であれば走行中でも操作可能になっている。
新型A5カブリオレには、「アコースティック・トップ」と呼ばれるオプションが用意される。これは3層レイヤーの真ん中の素材に最大15mm厚の特製防音素材を採用し、ハードトップに迫る静粛性を実現したとする豪華版ルーフのこと。この仕様を選ぶと、天井にリアシート用ライトまで装備される。
トランクルームの容量は、ルーフを閉めた状態で380リットル。オープン時には320リッターを確保。ミュンヘンのカブリオレ(クローズ時:350リッター/オープン時:210リッター)を凌駕した。
バリエーションは、1.8TFSI(160hp)、2.0TFSI(180hp)、3.2FSI(265hp)など、計8モデルが設定される(ディーゼルを含む)。トップモデルには、3リッタースーパーチャージャー(333hp)搭載の「S5」が君臨する。
(webCG 曽宮)