カフェマスターのヒトリゴト第7回:「cafe GIULIA」で出会った人たち
2008.10.28 internet NAVIカフェマスターのヒトリゴト第7回:「cafe GIULIA」で出会った人たち
思いもよらない訪問者
ある日、私の経営する箱根のカフェ「cafe GIULIA」の駐車場に、紺の「フェラーリF355」が入ってきました。フェラーリから降りてきたカップルは、ほとんど同時に駐車場に入った「ロータス・エスプリ」を眺めながら店内に入ってきました。
と、このような光景は、ここではよくあること。
その日は休日だったこともあり、cafe GIULIAは入れ替わり立ち代りたくさんのお客様でにぎわっており、わたしはキッチンで働いておりました。すると、さきほどのカップルが僕をチラチラ見ているではないですか。初めてのお客様だし挨拶をと思い、届いたばかりの自動車雑誌を差し出しました。すると、堰を切ったように話し始めたのです。2008年11月3日に行われる「MAWJ湘南チャリティーライド2008」のイベントのことでした。彼はこの「カフェマスターのヒトリゴト」を読んで、興味をもってくださったようで、埼玉から来てくれたのでした。
システムエンジニアのお仕事をされているという浜崎さんは、「何かの役に立ててください」とミニカーを差し出しました。それは「アルファ・ロメオ・モントリオール」! ミニカーマニアの僕を小躍りさせる逸品だったのでした。
「うわぁ、欲しい……」僕の心の言葉です。
おそらくレジン製のこのモデルは、100台限定製作された内の66台目を記しており、僕も初めて見た1台でした。
浜崎さんは「なにか、自分たちにもできることはないのだろうか」とそんな思いで、このミニカーを提供してくれました。“常識”(笑)のある方々にはわからないでしょうが、相場は3万円を超える代物です。このミニカーはMAWJチャリティーライドのイベント内で“チャリティーオークション”に出したいと思います。
ぜひ、気持ちのある方に落札していただき“想い”を繋ぎたいと思います。
店の前のビバンダム人形に反応したのは……
そしてまたある日、その訪問者はランチタイムの少し前に現れました。えらい剣幕で入ってきた外国の方と思われる3人のお客様。「なぜ、ビバンダムがイッパイある?」と。
「I love BIB.」と、僕は答えました。(ビバンダムの愛称は「ビブ」)
アルファロメオ好きとして知られている私ですが、実はビバンダムにも深い愛情を注いでおります。第1回目のチャリティーライドの時、日本ミシュランさんには特別なビバンダムポスターを作っていいただきました。また、“ミシュランマンを探せ”と謳った企画をし、大変盛り上がったことを覚えています。
興奮して入ってきたこの方は、ミシュランのモータースポーツ アジア マネージャーのRegis JEANDENANDさん。慌てた様子で名刺を差し出し、今回は岡山で行われるWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)の仕事で来たことを教えてくれました。
彼は元々テストドライバーで、日本に住んでいたことがあるとか。今日は箱根観光をしていて、たまたまcafe GIULIAの前を通り、ビックリしたようです。cafe GIULIAの入口にビバンダムの人形があったからです。
アジアエリアの拠点であるバンコクの事務所で働いているという彼は、「帰国したら君にプレゼントを贈るよ」と言い帰っていきました。
MAWJ湘南チャリティーライドには日本ミシュランも協賛してくださっています。ここでも繋がった“思い”を強く感じました。プレゼント(何かわかりませんが)が間に合えばチャリティーオークションに提供したいと思います。
気が付けば「MAWJ湘南チャリティーライド2008」の開催まで、あと6日となりました。準備作業に追われておりますが、今からみなさんに会えることを楽しみにしている僕です。
今回チャリティオークションの話が出たので、オークションに出品される商品を一部紹介します。
まずは、イギリスから佐藤琢磨さんの本とヘルメットのバイザーが届きました。それぞれに直筆で、イベント名とサインが入ったとても貴重なものです。また今回のイベントに協賛してくれているBMWからも、F1ドライバーのサインが入った帽子とカバン。全て、チャリティーオークションに提供します。ぜひ多くの方にご参加していただきたいと思います。
(文と写真=外舘ミツオ)
MAWJ湘南チャリティーライド2008
http://www.charityride.jp/

外舘 ミツオ
-
カフェマスターのヒトリゴト最終回:「MAWJ湘南チャリティーライド2008」開催! 2008.12.8 今年で第3回を数えるチャリティーライドは、昨年の富士スピードウェイから大磯に舞台を移し本番を迎えた。
-
カフェマスターのヒトリゴト第6回:夢の実現 2008.10.8 2008年9月17日午後、そんな啓太くんのもとに、ホンダのF1マシン「ホンダRA108」がやってきました。啓太くんの夢がかなったのです。
-
カフェマスターのヒトリゴト第5回:つながる想いと、つながる人たち 2008.9.19 「湘南チャリティーライド2008」は、超目玉や大掛かりな仕掛けはないけれど、いろんな種類の具がたくさんつまった“盛りだくさん”なイベントなんです。
-
カフェマスターのヒトリゴト第3回:イタリアでも珍しいエンスーなクルマ 2008.9.10 イタリアの熱血自動車メーカーアルファ・ロメオが1967年から71年まで生産した商用車「F11」を知ってますか?
-
NEW
アウディA5 TDIクワトロ150kW(4WD/7AT)【試乗記】
2026.1.21試乗記「アウディA5」の2リッターディーゼルモデルが登場。ただでさえトルクフルなエンジンに高度な制御を自慢とするマイルドハイブリッドが組み合わされたリッチなパワートレインを搭載している。260km余りをドライブした印象をリポートする。 -
NEW
働くクルマは長生きだ! 50年以上続く車名がゴロゴロある商用車の世界
2026.1.21デイリーコラム乗用車ではトヨタの「クラウン」「カローラ」、日産の「スカイライン」などが長く続く車名として知られるが、実は商用車の世界にはこれらと同等のご長寿モデルが数多く存在している。生涯現役時代の今にふさわしい働くクルマの世界を見てみよう。 -
NEW
第99回:「トヨタGR GT」と「レクサスLFAコンセプト」(後編) ―対極的な2台の造形からスポーツカーの教義を考える―
2026.1.21カーデザイン曼荼羅コンポーネントを共用するのに、その形は全然違う! トヨタの次世代スーパースポーツ「トヨタGR GT」と「レクサスLFAコンセプト」のデザインを、有識者と比較検証。突き抜けて武骨なGR GTか、優雅で知的なLFAか、あなたならどちらを選ぶ? -
クルマの乗り味の“味”って何だ?
2026.1.20あの多田哲哉のクルマQ&A「乗り味」という言葉があるように、クルマの運転感覚は“味”で表現されることがある。では、車両開発者はその味をどう解釈して、どんなプロセスで理想を実現しているのか? 元トヨタのエンジニア、多田哲哉さんに聞いた。 -
プジョー208 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2026.1.20試乗記「プジョー208」にマイルドハイブリッド車の「GTハイブリッド」が登場。仕組みとしては先に上陸を果たしたステランティス グループの各車と同じだが、小さなボディーに合わせてパワーが絞られているのが興味深いところだ。果たしてその乗り味は? -
ベントレー・コンチネンタルGTアズール(4WD/8AT)【試乗記】
2026.1.19試乗記ベントレーのラグジュアリークーペ「コンチネンタルGT」のなかでも、ウェルビーイングにこだわったという「アズール」に試乗。控えめ(?)な680PSのハイブリッドがかなえる走りは、快適で満ち足りていて、ラグジュアリーカーの本分を感じさせるものだった。
