メルセデス「SLK AMG」と「CLS AMG」が一部改良
2008.05.29 自動車ニュースメルセデス「SLK AMG」と「CLS AMG」が一部改良
新型「SL AMG」と同時に、「SLK」と「CLS」のAMGモデルも改良を受けた。いずれも内外装が一部変更され、機能面も進化した。
■“ダイレクトステアリング”を新たに搭載
SLKの高性能版「SLK55 AMG」とエレガントなスタイルの高性能4ドアクーペ「CLS63 AMG」が、このたび同時に改良を受けた。いずれもエンジンに大きな変更はなく、内外装のリフレッシュがメイン。2008年5月26日にベース車に施されたフェイスリフト・仕様変更が、AMGモデルにも反映されたかたちだ。
SLK55 AMGには、新意匠のフロントリップスポイラー付きバンパー、デュアルツインエキゾースト、ダークティンテッドガラスが採用された。内装では、フラットボトムデザインの3スポークステアリング、新デザインのメーター、HDDナビや地デジ対応AVシステムの操作系を集約したCOMANDシステムが採用されたのが主なトピックである。
シャシーには、“ダイレクトステアリング”が搭載された。これは車庫入れ時などの低速域ではギア比が小さくなる(=少しの操作でよく切れる)設定とし、取り回し性を向上させるもの。高速走行時はギア比がスローな設定に切り替わり、安定性を高める。いわゆる可変ギアレシオステアリングだ。
エンジンは従来どおり、最高出力360ps、最大トルク52kgmを発生する5.5リッターV8SOHCが搭載される。トランスミッションは、パドルシフト付きのAMGスピードシフト(7段AT)が組み合わされる。
SLK 55AMGの価格は、1040万円。
■シフトダウン時に自動ブリッピング
CLSは、フロントグリルのルーバーの数が4本から2本に変更されたほか、新デザインの19インチ・トリプルスポークアルミホイールが採用された。細かなところでは、大型化したドアミラーや新意匠のウインカーレンズも今回のフェイスリフトで変更を受けたポイントだ。
インテリアには、ホワイト基調の新デザインメーターやフラットボトムデザインの3スポークステアリングホイールを新たに採用。前席にはコーナリング時などにホールド性を自動的に最適化するドライビングダイナミックシートを標準装備とした。SLKなどと同様、HDDナビや地デジ対応AVシステムの操作系を集約したCOMANDシステムも標準で備わる。
エンジンはこれまでと変わらず、最高出力514ps、最大トルク64.2kgmを発生する6.3リッターV8DOHCが搭載される。組み合わされる7段ATには、シフトダウン時に回転数をあわせスムーズなシフトダウンを行うブリッピング機能が新たに追加された。
CLS 63AMGの価格は、1520万円。
(webCG 曽宮)
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