サルコジ大統領夫人、ランチアのCMで「リムジンを葬る」
2008.05.19 自動車ニュースサルコジ大統領夫人、ランチアのCMで「リムジンを葬る」
イタリアでは、サルコジ仏大統領夫人でイタリア出身のモデル/歌手のカーラ・ブルーニが、ランチアの広告に出演している。
その車種は5ドアの小型車「ランチア・ムーザ」。
テレビスポットCMは以下のようなストーリーだ。
運転手付きのムーザの後席に収まる黒い服のカルラ。車は森の中を走る。
着いたのは墓地。
今まさに巨大なリムジンを埋葬しようとしている。
カーラは、リムジンに赤い花を手向けて、ふたたび「ムーザ」で去ってゆく。
そこで流れるテロップは、−“Limo dentro,City fuori−リムジン並みの内部に、シティカーの外観”−といったところだ。巨大なクルマよ、さようなら、というわけである。
ランチアは、2007年10月のムーザマイナーチェンジ時に、カーラを起用したCMの第1作を放映した。ただし当時はまだサルコジ大統領と交際中の身だった。
ムーザはイタリア国内で、毎月2000台ペースで売れている人気コンパクトカー。「ランチア・イプシロン」とともに今日のランチアを支える主力モデルである。
近日イタリアの有名ソファ・メーカー「ポルトローナフラウ社」の内装をもつ仕様が追加されることになっており、告知キャンペーンには再びカーラが起用される。
“稼ぐ大統領夫人”の次回作が楽しみである。
(文=大矢アキオ Akio Lorenzo OYA/写真=Fiat Group Automobiles)
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