■【出展車紹介】「スバル・エクシーガ・コンセプト」レガシィより大きな7人乗りツーリングワゴン登場
スバルが出展する「エクシーガ」は、ツーリング7シーターと称するコンセプトカー。ミニバンを持たないスバルの、新しいカテゴリー参入を匂わせるモデルである。
■全面ガラスルーフのエアリー感覚
新型インプレッサが嚆矢となり、次期型「レガシィ」でも使われることになる“SIシャシー”を用いたボディバリエーション。現段階では「コンセプト」を名乗り、参考出品としての位置づけだが、新しいシャシーの開発コストを分散・回収するためにも、またこれまでスバルにはこのセグメントを埋める持ち駒がなかったことからも、商品化の可能性は大いにありそうだ。
全長4780×全幅1775×全高1630mm、ホイールベース2750mmのボディは現行のレガシィに比べて幅と高さ、そしてホイールベースのサイズアップが顕著で、次期型レガシィの大型化を予想させるとともに、このクルマの従来型ツーリングワゴンとは異なるキャラクターをも物語っている。すなわち、スバル初の3列/7シーターの実現と全面ガラスルーフによるエアリー感覚の創出だ。
スタイリングもザパティナス路線を払拭、モダンだがスバル臭を薄めたインターナショナル性向の強い新しい顔を与えている。ショーを意識してLED式のヘッドランプやAピラーの途中に生やしたウィングレット風のリアサイドミラー(カメラ)を付加しているが、このままで生産されるとは思われない。
展示車は2リッター水平対向4気筒DOHCターボと5AT、VTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御フルタイム4WD)を組み合わせたスバル得意のスペック。リアサスペンションはインプレッサ同様、従来のマルチリンクからダブルウィッシュボーンへと変更された。ブースを飾るモデルということもあってか、装着タイヤは225/45R19と大径のものが奢られている。
(別冊単行本編集室 道田)
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