「バッチイ」クルマを10倍キレイ(&簡単)に洗う方法
2005.08.22 From Our Staff「バッチイ」クルマを10倍キレイ(&簡単)に洗う方法
『webCG』上でその名を見かけた方も多いでしょう、「プレクサス」なる商品。プラスチックをはじめ、クルマのボディやインテリアを洗って、守って、光らせるというこのケミカル用品を、ある日弊社広告部のKが持ってきた。
「ためしに使ってみたらどうですか」と勧めるので、我が愛車「スマート・フォーツーカブリオ」でトライしてみた。
■洗車好き日本人
週末の夕方前、東京都下にある洗車場は、ミニバンやらスポーティなクルマやらバイクやらでいっぱいだった。
日本のひとは洗車が好きだなあと思う。ヨーロッパやアメリカなんか、キズだらけでもバンパー落ちてても色艶失われていても平気で走っているひとが多いけど、それに比べて日本の道路にはなんと上物かつ美しいクルマがたくさんあることか。「日本人にとって、やっぱりクルマはまだステータスシンボルなんでしょうか」と思いながら、スマートを一角に停めた。
■1年以上洗車なし
閑話休題。
僕がこの「スマート・カブリオ」(2001年モデル)を手に入れたのは昨年6月。買ってすぐに軽く車内外のクリーニングをしてからは、ゆうに1年以上洗車をしていない。
「オープンは幌あるし水洗いすると雨漏りが心配でさ。おまけにリアウィンドウのクモリ取りとか大変だし」と理由をつけてみるが、つまりは面倒なだけである。
しかしこの「プレクサス」、水を使わないばかりか、リアウィンドウのクモリ取りもできるというから、上の言い訳は通用しない。ズボラ人間にとって強敵だ。
■ズボラ対プレクサス
さあ、洗車場というリングを舞台に、「ズボラ対プレクサス」(ゴジラ対キングギドラっぽい)の熱い戦いが始まった。
ラウンド1は、スマートの外皮を覆うプラスチック製ボディパネル。埃が付着し薄汚れている。そこに「プレクサス」が白いスプレーを噴射した! さあもう後戻りはできない。ズボラは乾いたタオルを手に愛車を拭き始めた。
気合十分のズボラ、黒いボディに付着したプレクサスを「これでもか!」と一掃する。するとバッチかったスマートは、拍子抜けするぐらいに、いとも簡単に真っ黒になった(もちろんキレイになったという意味で)。
■スプレーしては拭く、だけ
なるほど、そうだったのか。ズボラは初めてクルマを買ったあの日の出来事を思い出した。気合入れてワックスをかけたのだが、あの煩雑で時間のかかるプロセスに辟易し、いつしか洗車する気持ちが失われていったのだ……。
スプレーしては拭く、「プレクサス」はこれだけである。コツは一度拭いたら、もう1枚のキレイで乾いたタオルでかるーく二度拭きすること。これで黒光り度がぐっと増した。そもそも全長が普通のクルマのホイールベースぐらいしかないスマートゆえ、短時間のうちにみるみるキレイになっていく。
■ビニール窓に最適
ラウンド2は、ビニール製リアウィンドウ。これが汚れていると後方視界が妨げられて危険ですらある。また経年劣化でヒビ割れたりすると厄介だ。
ありがちな「ためす前/ためした後」写真を撮るため、左側だけ拭いてみた。結果は、これまたありがちだが、効果は一目瞭然。研磨剤が含まれていないということでキズの心配もない。しかもキレイになっただけでなく、撥水加工や防汚加工、UV保護加工の保護層ができるというのだから、オープンのビニール窓には最適だ。
■しつこいブレーキダストも
ファイナル・ラウンド、ズボラがもっとも恐れるホイールだ。特にフロントのそれはブレーキダストで鉄粉色に汚れており、凹んだ部分の掃除なんかは考えるだけでイヤになる。
しかし、これすら大した相手ではなかった。プレクサスには汚れを浮き立たせる効果があるらしく、そのせいか、タオルを何度か行き来させればダストは簡単に落とせた。
ズボラが敵と思っていた「プレクサス」、実は頼りがいある味方だった。
後日、広告部Kに「もっとないの?」とせがんでみたら、「ありませんから、自分で買ってください。今キャンペーン中でプレゼントもあるらしいですよ」とあっさり返されてしまった(詳しくは、下記の公式サイトを参照とのこと)。
■クルマがキレイであるということ
さらにズボラを驚かせる出来事が、洗車を終えた翌日に起きた。前日洗車を終えた頃には既に暗くなっており、十分にキレイになった愛車を拝めなかったのだが、翌朝出社するときに目に入った黒光りするスマートを見て思った。「……新車みたいじゃん」。
クルマがキレイであるということは、こんなに気持ちのいいことなのか。なるほど、週末洗車にいそしむひとたちは、その快楽を知っているひとたちだったのだ。
(webCG 有吉)
プレクサス:http://www.plexus.cc/
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