第201回:続スクープ! あれからどうなった“マネーの虎”?「情報っていい加減だよね……」
2005.03.25 小沢コージの勢いまかせ!第201回:続スクープ! あれからどうなった“マネーの虎”?「情報っていい加減だよね……」
■南原氏に動きアリ
先日、お伝えして大反響を巻き起こした「マネーの虎」ことオートトレーディングルフトジャパン社長、南原竜樹さんの“大激震”。ニッポン放送じゃないけど、会社が買われるとか買われないとか、あの後どうなったかなぁと思ってたら、先日、某スポーツ紙に「ガリバーが買収!」とかスッパ抜かれてるわ、ラジオでテリー伊藤さんに激励されてるわ、再び動きが。
不肖・小沢コージ、洗足池のショールームにて直撃してまいりましたっ!!
■今は霧が晴れてきた
小沢:で、ナンバラさんどーなったんですか? ホントに会社辞めるんですか?
南原:情報ってホントいい加減だよねぇ。この新聞見てよ。俺が話したように書いてあるけど、全然話してないっつーの! 情報って経路によっていろいろ変わったり、人によって恣意的に誘導されるから恐いよね。それが面白くもあるんだけど……。
小沢:でも『アッコにおまかせ』に出てたって誰か言ってましたよ。
南原:僕は出てないけど、取り上げられはしたみたいね。ただ、さっきニッポン放送でテリーさんにも言ったけど、「現時点ではなにも決まってません」というのが本当のところでね。
小沢:(買収するのは)ガリバーなんですよね?
南原:相手は上場企業でもありますからね。ノーコメント。
小沢:はぁ。
南原:だいたいホリエモンじゃないけど、買われるってのは決して悪い話じゃなくって、いい話もあるし、なによりいい話になるように頑張ればイイだけのこと。僕が辞める辞めないとは別の次元の話ですよ。辞めて会社が良くなるならいつでも辞めますよ。第三者割当増資をした時点でとっくにそういう覚悟はできてるんですから。
小沢:なんか前にお会いした時よりも元気な気がしますが……。目付きに余裕があるというか、“虎”っぽいというか。
南原:そう? でもまあ、以前は五里霧中って感じで足元すら見えなかったけど、今は霧は晴れて方向性だけは見えてきたかな。そのぶん、道の険しさはハッキリしてきたし、いばらの道ってこともわかってきたけど。ファイトは沸いてきたかもしれない(笑)。
■ロータスは? ローバーは??
小沢:結局、辞めるんですか?
南原:もしその方向が正しければそうするし、正しくないなら辞めない。そもそも経営者は株主の意向で決まるんです。
小沢:MGローバーはどうなってるんですか?
南原:それも去年の決算時期からすると画期的に良くなってます。長期借り入れは25億から10億に減ったし、同時に在庫も減った。ロータスも3年目にして収益を生むようになった。実はもうひと踏ん張りで無借金経営も見えてきてるんですよ。
小沢:ホントですか。
南原:あのね。インポータービジネスって元々投資が必要なビジネスだし、いきなりは絶対に儲からない。たしかに一部リスクは表面化してるけれども、会社としてのリスクと、南原個人のリスクは別に考えて欲しいんですよ。何度も言うけど、会社が良くなるために退くのはかまわないし、「我こそは!」という人がいれば声を上げて欲しい。でも、多少の上下動はあれど、歴史を遡れば、ヤナセだってそうだったろうし、インポーター業は長期の事業計画をきちっとやっていくしかないんです。とにかく、僕は今までのお客様には絶対に迷惑をかけないし、ローバーがなくなるようなことは絶対にしないとお約束しますよ。
小沢:『webCG』読者になにか伝えたいことは?
南原:あぁそうですね、僕の自家用車(おろしたてのローバー75と、MG ZT)を安く売るから、欲しい人はメールに連絡でもくださいよ。くれぐれも欲しくない人はしちゃダメだよ(笑)。
なんともタフでしぶとい南原さん。とりあえず前より目に力が漲っていたのには驚いた。試練は人を強くするってホントだよね。まだ終わってないみたいだけど。
とにかく今後もまだまだ目が離せそうにありませんな。
(文と写真=小沢コージ/2005年3月)
拡大
|
拡大
|
拡大
|
|

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
-
第454回:ヤマダ電機にIKEAも顔負けのクルマ屋? ノルかソルかの新商法「ガリバーWOW!TOWN」 2012.8.27 中古車買い取りのガリバーが新ビジネス「WOW!TOWN」を開始。これは“クルマ選びのテーマパーク”だ!
-
第453回:今後のメルセデスはますますデザインに走る!? 「CLSシューティングブレーク」発表会&新型「Aクラス」欧州試乗! 2012.7.27 小沢コージが、最新のメルセデス・ベンツである「CLSシューティングブレーク」と新型「Aクラス」をチェック! その見どころは?
-
第452回:これじゃメルセデスには追いつけないぜ! “無意識インプレッション”のススメ 2012.6.22 自動車開発のカギを握る、テストドライブ。それが限られた道路環境で行われている日本の現状に、小沢コージが物申す!?
-
第451回:日本も学べる(?)中国自動車事情 新婚さん、“すてきなカーライフに”いらっしゃ〜い!? 2012.6.11 自動車熱が高まる中国には「新婚夫婦を対象にした自動車メディア」があるのだとか……? 現地で話を聞いてきた、小沢コージのリポート。
-
NEW
電気自動車の人工的な走行音はどうあるべきか?
2026.7.21あの多田哲哉のクルマQ&AEVの走行時に車内で聞こえてくる人工的な“音”は、本来、どうあるべきなのか? やはり、疑似エンジン音が最適なのか? トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんの考えを聞いてみた。 -
NEW
アストンマーティン・ヴァンテージS(FR/8AT)【試乗記】
2026.7.21試乗記アストンマーティンの擁するFRスポーツ「ヴァンテージ」が、より高性能な「ヴァンテージS」に進化。よりたくましいエンジンを獲得し、卓越したコーナリング性能に磨きをかけつつ、“優しさ”も身につけた最新モデルの走りを報告する。 -
第340回:一にエンジン、二にカッコ
2026.7.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。マツダ渾身(こんしん)のラージ商品群を応援するカーマニアのひとりとして、「CX-60」と「CX-80」の動向は常に気になっている。3列シートSUV、CX-80の最新モデルにあらためて試乗して感じたこととは? -
日産は“再挑戦”でホンダは“終了” 新型「エルグランド」発売に見る、プレミアムミニバンの今
2026.7.20デイリーコラムトヨタが圧倒的なシェアを占める上級ミニバンの世界において、新型「エルグランド」で復権をねらう日産。しかし、なぜフルモデルチェンジは16年ぶりになったのか? ホンダはどうするのか? この市場の今を考察する。 -
ホンダ・インサイト(FWD)【試乗記】
2026.7.20試乗記3000台の限定で販売される新型「インサイト」は、クロスオーバー風のフォルムと、これまでのホンダ車にはなかった内外装のデザインテイストが新鮮だ。中国で生産され、日本独自の名前が与えられた新型電気自動車の走りと仕上がりを、ロングドライブで確かめた。 -
ポルシェ911カレラT(後編)
2026.7.19ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバルとSTIでクルマの走りを鍛え、モータースポーツにも積極的に取り組んできた辰己英治さん。彼の目に、“スポーツカーの水準器”こと「ポルシェ911」はどのように映ったのだろう? 走りの楽しさを追求した「カレラT」グレードに乗っての印象を聞いた。