第195回:「ベンツCLS」試乗……オヤジ大ショック!ええーっ、吉永小百合が叶姉妹になったぁ!?
2005.03.04 小沢コージの勢いまかせ!第195回:「ベンツCLS」試乗……オヤジ大ショック!ええーっ、吉永小百合が叶姉妹になったぁ!?
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■(オヤジの)熱い視線に身が焦げる
あっつー、あつっあつっ!! いやマジ、視線熱すぎます、「メルセデスベンツCLS」。オヤジ様たちの視線が集中してカラダが焦げそうです。いやはや参った……。
ってなわけで『webCG』読者ならご存知でしょう、“ベンツが作ったカリーナED”こと「メルセデスベンツCLS」。Eクラスをベースにめちゃくちゃスタイリッシュなボディを与えた、革命的なほどスタイリッシュな4ドアセダンなんだけど、これが世のなか、特に中高年男性に与えた衝撃は、俺たちが思ってるよりデカいみたい。とにかく、やたらめったら街中で見られるんだもん。
察するに今まで“吉永小百合的”だった存在が、いきなり“叶姉妹”に生まれ変わったっちゅーか、それくらいの衝撃なんではありますまいか。
■カタブツの大変身
実際、そのスタイリングは凄い。ヘッドライトからフロントフェンダーあたりの絞り込みは魚のエラも顔負けだし、サイドから見た時のドーンとながーいコッペパンのようなシェイプは、スポーティを超えてほとんどアートであり、退廃的ですらある。
一番俺が好きなのはリアだよね。なんちゅーか、ジャガーEタイプも顔負けのトロけ具合。カッチョいい! カッチョ良すぎる! っていうかもはやエロいです。
しかもコレをアルファロメオとかランチアが作ったんならわかるけど、どんなに頭柔らかくなっても未だドイツ帝国主義のシンボルたる、メルセデスベンツの作だからタマリマセン。いまやベンツも日本にかなり深く浸透、もはや「いつかはクラウン」じゃなくって「いつかはベンツ」(!?)って言いたくなるほど定着してきてる。そこに登場したCLSは、やっぱ吉永小百合さんが、いきなり叶姉妹みたいなボディに変身、セクシードレスを着たようなもんでしょ。そりゃオヤジたちは気になるわな。どんな堅物オヤジでも結局は巨乳ちゃんには目が行くモンね、無理もない。
■完璧じゃなくてもよし
乗った感じもかなり凄い。運転席は前にへばりついてるような感じだし、リアシートも身長176cmの俺の頭が、天井に付くか付かないか。窓は露骨に小さく、圧迫感はまさしくイタリア車。運転席から見たナナメ後方の視界も悪く、正直、狭い日本で運転はしにくい。
ただね。そうはいっても絶対的なボディのデカさがあるから、困るほど窮屈じゃないし、トランクが結構広いのはさすがベンツ。ゴルフバッグは詰めるでしょう。そのうえ、メルセデスの常でハンドリングはいいし、カッコよさがハンパじゃないから全然許せる。
ま、叶姉妹が家事手伝いを完璧にしないからって怒れないでしょ。ちょっとお茶くれただけでも「意外とやるじゃん」じゃない。
個人的にはウッドパネルと本革の安っぽさが気になったけど、深刻なレベルではない。おそらく、この超セクシースタイルに魅せられたオヤジにとっては、物の数ではないであろう。
ってなわけでこれ、ヘタすっとEやSクラスより売れるかもよ〜!? ……ってそこまで割り切れないか。日本のマジメなオヤジ殿たちは。
(文と写真=小沢コージ/2005年3月)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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