トヨタ「センチュリー」に天然ガス車
2003.01.15 自動車ニューストヨタ「センチュリー」に天然ガス車
トヨタ自動車は、同社の最高級モデル「センチュリー」に、CNG(圧縮天然ガス)エンジンシステム搭載車を追加設定、2003年1月9日に発売した。
CNGエンジンはガソリンのそれと較べ、二酸化炭素排出量が少なく、環境に与える影響が小さいとされている。
今回搭載されるCNGエンジンシステムは、従来から「センチュリー」に搭載されている、5リッターV12「1GZ-FE」ガソリンエンジンをベースに、主要部品や燃料系部品をCNG用に変更。最高出力258ps/5200rpm(ガソリンエンジン比で22psダウン)、最大トルク41.3kgm/4000rpm(同マイナス7.7kgm)を発生する。燃料タンクは200リッターで、1回の充填で約350kmの走行が可能という。
CNG専用触媒やエンジン制御の最適化により、排出ガス中のHC(炭化水素)、NOx(窒素酸化物)を低減。「平成12年基準排出ガス75%低減レベル」相当のクリーン化を図った。
なお、ベースエンジン同様、左右6気筒毎の独立制御により、電子制御部品などが故障しても片側6気筒での運転を可能とする「フェイルセーフ」機能が付与される。
また、ゴルフバック2個分のラゲッジスペースも同時に確保される。
価格は、1350.0万円(フロア4段AT、コラム4段ATとも同じ)。ノーマルモデルの412.0万円高となる。
(webCG 永瀧)
トヨタ自動車「センチュリー」:
http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/Century/
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