日産、4WDの燃料電池車「テラ」を出展【パリサロン2012】
2012.09.12 自動車ニュース【パリサロン2012】日産、4WDの燃料電池車「テラ」を出展
日産自動車は、2012年9月27日に開幕するパリモーターショーにコンセプトモデル「TeRRA(テラ)」を出展すると、2012年9月12日に発表した。
今回日産が開発したコンセプトモデル「TeRRA(テラ)」は、SUVタイプの燃料電池車。「オフロード走行と都市部での静かで滑らかな走りを両立させる“ゼロエミッションSUV”」として開発されたモデルだという。
外観は、いかにもオフロード車らしい威風堂々としたもので、大きなタイヤや太いピラー、各部の直線的なラインなどでタフなイメージがアピールされる。
ドアは、観音開き。中には、ウッド(ブナ)とアクリルを用いた特徴的なデザインの室内空間が広がる。
ステアリングホイールの前方には、インテリジェントキーの役目もになう電子タブレットが差し込めるようになっており、画面上に、車速などを含む主要な車両情報やカーナビゲーション、各種データ通信の様子が表示される。
シートは、4座の独立型だ。各ポジションから良好な前方視界が確保できるよう、それぞれがオフセットして配置されており、運転席以外の3座を折りたたむことで、大きな荷物の積載も可能とする。
そんな「日産テラ」は、パワートレインもユニークである。燃料電池から得られる電力を元に、車両前半部分はEVの「リーフ」と同じシステムで駆動。後ろの二輪には過去にコンセプトモデル「PIVO」などで採用されたインホイールモーターが使われる。
4WD車でありながら、ドライブシャフトなど既存の構造物は無し。ゆえに室内空間を有効に使えるというわけだ。
(webCG 関)
関連キーワード:
日産,
パリモーターショー2012,
イベント, 自動車ニュース