「クルマが水に浸ってしまった!」

2000.06.16 クルマ生活Q&A 松本 英雄 その他
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

「クルマが水に浸ってしまった!」

お聞きしたいことがあるのですが。今日の朝なんと起きてびっくりクルマが水に浸かったのです。車体全部ではなかったのですが、足下のマットは水浸しでマフラーには完全に水がはいったようなんですが、エンジンはかかります。この後の処理としては何をすればよいのでしょうか?(NMさん)

お答えします。室内の足元程度までの浸水ならば、エンジン系への影響も少ないでしょう。またそのくらいであれば、マフラーからエンジン内部に水が入り込むことはまずありません。

初めに、水が入り込んだ部分を乾かす必要があります。蒸発した水分で電装系の接触不良をおこすことがありますので、天気の良い日に窓を開けて走って、車内を乾かしてください。

ブレーキにも注意が必要です。4輪ディスクブレーキの場合は問題ありませんが、後輪がドラムブレーキの場合は、錆や動きの不具合が生じると片効きなどのトラブルの原因になります。一度、整備工場で簡単にチェックしてもらった方がよいでしょう。

松本 英雄

松本 英雄

自動車テクノロジーライター。1992年~97年に当時のチームいすゞ(いすゞ自動車のワークスラリーチーム)テクニカル部門のアドバイザーとして、パリ・ダカール参加用車両の開発、製作にたずさわる。著書に『カー機能障害は治る』『通のツール箱』『クルマが長持ちする7つの習慣』(二玄社)がある。