ロングボディの「ゴースト」、世界初披露【上海ショー2011】
2011.04.20 自動車ニュース【上海ショー2011】ロールス・ロイス、「ゴースト」のロングホイールベース仕様を世界初公開
ロールス・ロイスは2011年4月19日、「ゴースト」のロングホイールベース仕様「ゴースト エクステンデッドホイールベース」を、上海モーターショーで発表した。
「ゴースト エクステンデッドホイールベース」は、2009年にデビューした「ゴースト」のホイールベースを170mm延長し、後席スペースに余裕をもたせたリムジンモデルだ。ゴーストは、ロールス・ロイスのモデルレンジの中ではパーソナル色が強いモデルとされるが、それでも全長は約5400mmと、多くのフルサイズセダンをしのぐ大柄なボディを有する。
そのロングホイールベース版たるニューモデルのスリーサイズは、全長×全幅×全高=5569×1948×1550mm。ホイールベースは3465mm。ロールス・ロイスは、「全体のプロポーションや美しいデザインを崩すことなく、ホイールベースを延ばすことに成功した」と主張する。注目の後席は、標準のゴーストより2倍も広い足元スペースが確保されているという。
エンジンは、ベース車と同じ6.6リッターのV12ツインターボを搭載。最高出力は563hp、最大トルクは1500rpmで79.6kgmを発生する。車体が大きくなったぶん、パワー・トゥ・ウエイト・レシオは増しているはずだが、0-100km/hの加速タイムは5.0秒。標準モデルとの差は0.1秒とごくわずかだ。
デビューの舞台に中国を選んだゴースト エクステンデッドホイールベースは、世界中で販売されるグローバルモデルである。一方で、ロールス・ロイスはこれとは別に中国市場専用にあつらえたゴーストもショーに展示し、現在、同社にとって北米に次ぐ2番目に大きいマーケットをリスペクトする姿勢を見せている。その中国向けゴーストは、ゴールドのストライプやゴールドメッキのマスコット、赤いインテリアなど、やや派手めのゴージャス仕様。ボディカラーも3タイプの専用色が用意される。
ゴースト エクステンデッドホイールベースは、2011年に限られた台数が生産され、販売開始は2012年が予定される。中国における価格は、511万8000中国元(約6500万円)からとなる。
(webCG 曽宮)
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