「CORNES DAY 2022 in Fuji Speedway」の会場から
2022.05.16 画像・写真2022年5月8日、輸入車ディーラー事業を手がけるコーンズ・モータースのオーナーイベント「CORNES DAY 2022」が富士スピードウェイで開催された。
同イベントは、コーンズディーラーの利用者を対象とした、サーキット走行を中心としたもの。運営やサポートをコーンズ・モータースのスタッフがメインで行っているのも特徴で、コーンズと顧客との親睦を深める役目も担っているという。参加車両も同社が取り扱うフェラーリ、ランボルギーニ、ロールス・ロイス、ベントレー、ポルシェの5ブランドのものに限定されており、会場内がスーパーカーと超高級車で埋め尽くされるのも見どころだ。
会場では目の肥えた参加者を楽しませようと超希少なスーパーカーも展示され、見ごたえたっぷりのイベントとなっていた。見ても走っても楽しめるコーンズの顧客向けイベントの様子をお届けしよう。
(文と写真=大音安弘)
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1/30富士スピードウェイで開催された「CORNES DAY 2022 in Fuji Speedway」は、輸入車ディーラーであるコーンズが主催するサーキットイベント。フェラーリ、ランボルギーニ、ロールス・ロイス、ベントレー、ポルシェの5ブランドのオーナーが愛車とともに参加するもので、今回も全国各地から165台の車両と350人のオーナー、そしてその家族が集まった。
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2/30展示ブースの目玉は、ずらりと並べられたフェラーリとランボルギーニの希少モデル。驚くべきことに、各車ともに近寄って見ることができたため、細部まで鑑賞できる貴重な機会となった。
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3/30ロールス・ロイスのラージセダン「ゴースト」の試乗イベント「FIND YOUR GHOST」の様子。富士スピードウェイ内のCGパークに設けられたパイロンコースでは、6.75リッターV12ツインターボエンジンが実現する加速力と、全長5.5m・車重2.5tという車体の大きさを忘れさせるドライバーズセダンとしての魅力を体感。さらに外周路では、ロールス・ロイスならではの極上の乗り味を体験することができた。
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4/30ベントレーの最新モデルに試乗できる「ダイナミック・ライド2022」は、富士スピードウェイの敷地内にあるトヨタ交通安全センター「モビリタ」の専用コースで実施。「コンチネンタルGT」や「ベンテイガ」で、散水による低ミュー路などを走行し、ベントレーの優れた運動性能を実感するというものだった。
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5/30レーシングコースでもさまざまなイベントが用意された。写真はランボルギーニ限定のサーキット走行プログラム「ランボルギーニ スポーツ&コルサ」の様子。「ウラカン」や「アヴェンタドール」が中心だが、さまざまなカラーや仕様のモデルが参加しており、非常に華やかだった。
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6/30すべてのイベント車両が参加可能な「パレードラン」。その名のとおりゆったりとサーキットコースを走るものだが、すべてが超高級車という光景はまさに迫力満点。目視による確認だと、参加車両のうち最多はフェラーリだったようだ。
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7/30「ポルシェ959」や「フェラーリF40」など、クルマ好きなら誰もが憧れるクラシックなスーパーカーも展示され、来場者の多くの視線を集めた。化粧プレートにある「CORNES RESERVE」は、コーンズ独自の愛車保管サービスの名称だ。
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8/30メイン会場となるAパドックには、取り扱いブランドのコーンズ認定中古車を展示。展示車の1台「フェラーリ・ポルトフィーノ」は、2020年5月登録で走行距離はたった1万km。カーボンファイバーパーツなどオプションも満載で、お値段は3130万円だった。
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9/30イベント参加者の愛車が並ぶAパドック前の駐車スペースは、まるでスーパーカーショーのよう。サーキット走行を楽しむべく、複数台の愛車を持ち込むひともいた。
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10/30サーキット走行プログラムは、主に3つの内容に分けて実施。「スポーツ走行」はサーキット走行経験者による本格的な走行枠で、さらに先導車に追走するサーキット初心者向けの「アクティブ走行」と、同じく先導車付きで、同乗者とともにレーシングコースを楽しめる「ファミリー走行」も用意されていた。
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11/30ユニークなサーキット走行プログラムが「アクティブSUV」だ。「ランボルギーニ・ウルス」「ベントレー・ベンテイガ」「ポルシェ・マカン」などといったSUV限定の走行枠で、なんとロールス・ロイスの「カリナン」でサーキットを駆ける猛者もいた。
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12/30フェラーリの限定モデル「ラ フェラーリ」。「エンツォ・フェラーリ」に次いで登場したスペチアーレで、生産台数は499台とされている。同車はボディーカラーがモスグリーンの激レア仕様だ。
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13/30「フェラーリ・モンツァSP1」(手前)と「モンツァSP2」(奥)。2018年9月に発表された新たな限定車シリーズ「Icona(イーコナ)」の第1弾モデルで、今回のイベントではSP1とSP2が顔をそろえることとなった。車名の“1”と“2”は乗車定員を示すもの。メカニズムや性能は共通だが、シートなどが省かれるため車両重量はSP1のほうが20kg軽量となり、1500kgとされている。
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14/30「フェラーリ・モンツァSP1」のインテリア。助手席側のシートは存在せず、完全にカバーで覆われている。タイトなコックピットには最小限の機能が集約されたセンターコンソールを装備。スパルタンなフルオープンカーだが、しっかりとエアコンは装備されるようだ。
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15/302座の「フェラーリ・モンツァSP2」。「モンツァSP1/SP2」は、往年の「166MM」をほうふつとさせるスタイルが特徴だった。ベース車は「812スーパーファスト」である。最新技術をつぎ込んだ高性能モデルでありながら、ルーフもスクリーンもないというストイックさにシビれる。
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16/30「フェラーリ・モンツァSP2」のインテリア。ドアは跳ね上げ式という点もスーパーなところ。2名乗車仕様であるが、中央のバーにより運転席と助手席は完全にセパレートされている。
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17/30「ランボルギーニ・シアン ロードスター」。ランボルギーニ初のハイブリッドカー「シアンFKP37」のオープンモデルで、まるでスクリーンから飛び出してきたかのような近未来的なスタイルが迫力満点だ。世界限定19台という希少車で、伝統のV12エンジンと48Vマイルドハイブリッドの組み合わせにより、819PSの最高出力を発生する。
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18/30「F430」の後継として、2009年に登場したフェラーリのV8ミドシップモデル「458」シリーズ。シャープなボディーラインを強調する縦長のヘッドライトが特徴的だ。排気量4.5リッターのV8自然吸気エンジンは最高出力578PS、最大トルク540N・mを発生。トランスミッションは7段DCTを搭載していた。写真はリトラクタブルハードトップの「458スパイダー」。
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19/302014年に発表された「フェラーリ・カリフォルニアT」。2009年に登場した2+2クーペカブリオレ「カリフォルニア」のアップデートモデルである。内外装デザインの変更だけでなく、ターボエンジンに換装されたことが大きな特徴だった。車名の“T”は、もちろんターボエンジンを意味する。
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20/30「ランボルギーニ・アヴェンタドール」は、2011年に誕生した「ムルシエラゴ」の後継となるフラッグシップモデル。撮影車はプレーンなデザインが美しい前期モデル「LP700-4」だ。
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21/30「ランボルギーニ・アヴァンタドールSVJ」は、「アヴェンタドールSV」を超えるハイパフォーマンスバージョンとして2018年に登場した限定車。ランボルギーニのなかでも特別中の特別である“J”(イオタ)のネームを冠する、軽量化と高性能化を追求したモデルで、フロントバンパー上部のエアダクトが特徴的だ。
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22/30「991」こと、2011年に登場した先代「ポルシェ911」。現行型となる「992」よりも柔らかなボディーラインが特徴的だ。フェラーリやランボルギーニ、ロールス・ロイスのイメージが強いコーンズだが、今はポルシェディーラーも手がけており、イベントには多くのポルシェも参加していた。
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23/302018年に登場した「フェラーリ488ピスタ」。「488GTB」の高性能バージョンにあたり、ミドシップ搭載される3.9リッターV8ターボエンジンは50PSアップの720PSの最高出力を発生。同時に90kgも車重を軽減している。
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24/30「フェラーリ348」のデビューは1989年なので、もうクラシックの部類となる世代だ。今回のイベントはクラシックモデルの参加が少なかっただけに、元気にサーキットを駆けまわる姿が印象に残った。リトラクタブルヘッドライトや低く直線的なスタイル、コンパクトなボディーサイズなど、スポーツカーらしい魅力が詰まっているのも魅力的なところ。
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25/30「フェラーリ599GTO」は、6リッターV12エンジンを搭載する2シーターのFRモデル「599」をベースに、サーキット専用車「599XX」のノウハウを投入した高性能モデル。2010年の発表当時は、「フェラーリ史上最速のロードカー」とうたわれた。
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26/30爽やかなホワイトのボディーカラーが新鮮な「ランボルギーニ・ウラカンSTO」。ウラカンのサーキット専用車「スーパートロフェオ」の公道バージョンとして2020年に誕生。公道からサーキットまでオールマイティーに楽しめるとされるが、ストイックなことに、ベース車から実に43kgもの軽量化が図られている。
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27/302001年から2010年にかけてランボルギーニの旗艦を務めた「ムルシエラゴ」。段付きのフロントバンパーから、2006年に登場した「LP640」と分かる。車名の“LP”はエンジンが後方縦置きであることを示し、“640”は最高出力を示している。こちらの個体は、ボディーサイドに施された“逆レイアウト”の「MURCIELAGO」ロゴが、クルマ好きには刺さるポイントだ。
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28/302016年に発表された「フェラーリGTC4ルッソ」。「フェラーリFF」のアップデートモデル。6.3リッターV12エンジンをフロントに収めた4WD車で、2+2のキャビンと、シューティングブレークスタイルによる広めのラゲッジスペースが特徴だ。
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29/30「フェラーリSF90ストラダーレ」は、2019年に発表されたフェラーリ初のプラグインハイブリッドカー。フロントに2つ、リアにも1つモーターを備えた4WD車であることも特徴で、システム全体では最高出力1000PSを発生した。
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30/302004年に発表されたFRの2+2クーペ「フェラーリ612スカリエッティ」。5.8リッターV12エンジンは最高出力540PSを発生し、エレガントさとパフォーマンスの高さを併せ持つモデルだった。