ヤマハが新型スーパースポーツ「YZF-R9」を発表 日本では2025年春以降に発売
2024.10.10 自動車ニュースヤマハ発動機は2024年10月10日、新型のスーパースポーツモデル「YZF-R9」を発表した。
サーキットでのパフォーマンスと操る楽しさを追求
ヤマハYZF-R9は、空力性能に優れるフルカウルを装着した、排気量900ccクラスのスーパースポーツである。
開発コンセプトは「Re-DNAed Supersport」というもので、ミドルクラス最強のトラックパフォーマンスと最高のエキサイトメント、スキルやステージを選ばないアクセシビリティーを併せ持つ、懐の広いモデルに仕上げたという。またスタイリングについては、「YZF-R」シリーズらしさを継承しつつエアロダイナミクスを高めた、新しい機能美を追求。ヤマハ発動機の伝統でもある「人機一体」感を、動的にも静的にも強固なものへ進化させたとしている。
エンジンは「XSR900」シリーズや「MT-09」などでおなじみの、排気量888ccの水冷4ストローク直列3気筒DOHCで、トルクフルで余力のあるパワーを発生。車体にはヤマハの歴代スーパースポーツのなかでも最軽量となる、新型のアルミダイカストフレームを採用している。足まわりには緻密な減衰コントロールが可能なKYB製の新型サスペンション(フロント/リア)を装備。パフォーマンスの追求は空力面でもなされており、フロントカウルにはエアロダイナミクス効果の高いウイングレットを装着している。
ライディングポジションに関しては、スポーティーな乗車姿勢と良好な足つき性、快適性を同時に追求。路面状況に合わせた走行が可能な「YRC(ヤマハライドコントロール)」や、クルーズコントロールシステムなどの走行支援デバイス、LAPタイム計測や走行データの可視化が可能なアプリ「Y-TRAC」などの採用もトピックとして挙げられる。
ヤマハはこのYZF-R9を、2025年モデルとして北米・欧州およびその他の地域に導入。日本では2025年春以降に発売するとしている。
(webCG)
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