トヨタ・ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ プラグインハイブリッド(前編)

2025.05.22 谷口信輝の新車試乗 谷口 信輝 レーシングドライバー谷口信輝が今回試乗したのは、トヨタの上級ミニバン「ヴェルファイア」に追加されたプラグインハイブリッドモデル(PHEV)。日ごろからミニバンを愛用する谷口の第一印象は?
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もはや欠かせない存在

谷口信輝のこの連載を愛読してくださっている皆さんであればご承知のとおり、レーシングドライバーの谷口は無類のミニバン好きでもある。なにしろ「日産エルグランド」を3台乗り継いだあと、現行型を含め3台の「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」を手に入れてきたくらい、ミニバンは谷口にとって手放せない存在らしい。
「ヴェルファイアの『エグゼクティブラウンジ』を買ったのが2023年の9月。1年半で4万6000kmくらい乗ったので、買い換えることにしました」

谷口はいったい何を買おうとしているのか?
「アルファードの『スペーシャスラウンジ』です」

なんと! アルファード スペーシャスラウンジは、トヨタ車体が企画・開発した特装車。アルファードのショーファードリブンカーとしての資質をさらに高めたモデルで、3列目シートを取り払い、2列目シートにゆったりとしたレッグスペースを確保したうえで、最上級のインテリアが与えられた点に最大の特徴がある。それだけにお値段も最上級で、ハイブリッドE-Four仕様が1272万円、プラグインハイブリッドE-Four仕様だと1480万円と、まさにリムジン並みの価格である。

ちなみに谷口はプラグインではないハイブリッド仕様を購入したそうだが、なぜ、エグゼクティブラウンジからスペーシャスラウンジに買い換えたのか。
「エグゼクティブラウンジでかなり距離を乗っちゃったというのが理由のひとつ。あと、もうひとつは、エグゼクティブラウンジになぜ3列目シートが付いているのかが、よくわからなかったんです」

エグゼクティブラウンジの3列目シートはむろん折り畳めてラゲッジルームの拡大に役立つが、折り畳んだシートはキャビン内の側壁にくくり付ける格好のため、荷室スペースがどうしても侵食されてしまう。どうやら、谷口はこの点が不満だったらしい。

 
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