プジョー5008 GTハイブリッド アルカンターラパッケージ(前編)
2026.06.28 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「プジョー5008」に試乗。まずはスタイリッシュな見た目が目を引く新型だが、国内に導入されるのはマイルドハイブリッドの1.2リッター直3ターボ車のみ。これで大きな車体を満足に動かせるかどうかが気になるところだ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。四角いのにスタイリッシュ
コックピットから降りた山野哲也がまず発したのは「これはカッコいい」のひと言。「個人的な好みですけど、こういう四角いクルマが好きなんです」と続ける。
新型プジョー5008が日本に導入されたのは2026年2月のこと。初代の登場は2013年だが、当時はコロンとしたスタイリングが特徴のミニバンだった。2016年にSUVタイプの2代目にモデルチェンジしており(日本導入は翌年)、つまり新型は5008としては3代目、SUVタイプとしては2代目ということになる。3列シートレイアウトは初代から受け継がれており、昨今の輸入車では意外に貴重な、7人乗車が可能なモデルだ。
「デザインはだいぶ洗練されましたよね。先ほども話したとおり四角いクルマが好きなんですが、四角くつくると全体にやぼったくなりがちです。この新型は前後がスパッと垂直に切り落とされていますが、斜めのラインを効果的に配置して先進的に見せている。このデザイン力がすごい」
新しいエクステリアにご満悦の山野だが、新型5008はインテリアもすっかり新しくなった。おなかの前でステアリングを抱え、その上にメーターパネルを見るというおなじみのドライビング姿勢はそのままに、メーター用とインフォテインメント用の2つのスクリーンが並んだはやりのスタイルへと進化している。名づけて「パノラミックi-Cockpit」である。「ちょっと細かいことなんですけど……」と山野が切り出す。
「このステアリングホイールは秀逸です。一般的なクルマとの形の違いにばかり目がいってしまいますが、実は深いところまで配慮が行き届いた優れた形状になっています」
運転環境の研究にはいつも余念のない山野ではあるが、特定のポイントをここまで強く指摘するのは珍しい。詳しく聞いてみよう。
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