日産リーフB7 G(後編)

2026.06.07 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が新型「日産リーフ」に試乗。後編では新しいシャシーやモーター、バッテリーが織りなす走りの印象について聞く。第3世代のリーフは、ワインディングロードでどんな振る舞いを見せたのだろうか。
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回生ブレーキのつくり込みが秀逸

前編からの続き)

山野哲也がドライブしているのは日産リーフの「B7 G」グレード。新型には最高出力177PS/最大トルク345N・mの駆動用モーターと容量55kWhの駆動用バッテリーを積む「B5」と、218PS/355N・mのモーターと78kWhのバッテリーを積むB7があり、B7 Gは後者の上位グレードである。一充電走行距離(WLTCモード)はB5が最長で521km、B7 Gは685kmだが、オプションの「プロパイロット2.0」を装着した今回の試乗車は670kmとされている。

「モーターはすごく気持ちのいいセッティングです。ゼロ発進だと少し控えめ、つまり最初はあまりトルクが出ないようにしてあって、一定の速度になるとトルクの厚みが伝わってきます。ごく自然に運転できますし、エンジンのような伸びも感じられます。いわゆる電気自動車(BEV)らしい魅力が詰まっています」

「発進時のトルクの出し方が控えめなのはホイールスピンをさせないという目的もあるはずですが、それでも今日のような雨だとある程度上の速度域ではフロントタイヤのイン側が滑っているのが分かります。そのあたりはもう少し細かく制御したほうがいいと思います」

2010年に世界に先駆けてBEV=リーフを導入した日産。多くのブランドがBEVを導入し始めたのはまだ最近の話であり、第3世代まで到達しているのはリーフくらいのものだ。長年にわたってBEVを開発・販売し続けてきたアドバンテージを、山野はどんなところに感じたのだろうか。

「回生ブレーキのセッティングはいいですね。左右のパドルで回生の強さを4段階に変えられ、そのフィーリングがとても自然で気持ちがいい。もちろん4段階に変えられるクルマはほかにもありますが、減速感とか滑空感のつくり込みが非常に自然で違和感なく使いこなせる。このあたりにノウハウの積み重ねを感じました」

 
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