販売台数は150台のみ アストンマーティンがV12エンジンの限定車「ヴァレン」を発表
2026.08.17 自動車ニュース英アストンマーティンは2026年8月17日、ビスポーク部門「Q by Aston Martin」の手になる限定モデル「Valen(ヴァレン)」を発表した。
アストン史上最強フロントエンジンモデル
アストンマーティン・ヴァレンはV12エンジンを搭載した高性能スポーツモデルであり、「アストンマーティン113年の歴史で最も高出力のフロントエンジンモデル」(報道資料より)とされる。車名のValenは、「強い」「強力」を意味するラテン語「valens」に由来し、またアストンマーティンにとって伝統的なイニシャル「V」を冠したモデル名にもなっている。
パワーユニットは5.2リッターV12ツインターボエンジンで、最高出力850PS、最大トルク1000N・mを発生。レースカー「ヴァンテージGT4」由来のシフト制御を用いたZF製8段ATとの組み合わせで、0-100km/hは3.1秒(目標値)という加速性能を発揮。最高速度は、電子制御で345km/hに制限されるという。
またエキゾーストシステムには、3Dプリントによるチタンフィニッシャーを備えた専用開発のチタン製クアッドエキゾーストを採用。上部2本が常時開放、下部2本がバルブ開閉式となっており、高回転域では美しい共鳴音を奏でるとしている。
空力特性の改善や軽量化でもパフォーマンスを追求
車体造形はカーボンファイバーやアルミニウム、チタン、マグネシウムなどの軽量素材を多用したもので、従来のV12エンジン車より最大で110kgもの軽量化を実現。オプションの軽量パックを採用すれば、サスペンションアームやボルト類の軽量化により、さらに車重を16.9kg軽減できるという。
ホイールも軽量なマグネシウム製で、ピレリ製の専用タイヤ「PゼロR/Pゼロ2ウインター」を装着。タイヤデータをリアルタイムで収集し、ESPやABSなどに伝達するピレリの「Cyber Tyre」技術も採用している。さらに足まわりには、ビルシュタインの「DTX」セミアクティブダンパーやフロント410mm/リア360mmのカーボンセラミックブレーキも装備される。
特徴的な顔まわりが目を引くフルカーボンのボディーは、空力特性も考慮したもので、サイドシルの後縁にのこぎり歯状のボルテックスジェネレーターを備えることで下部の気流を整流。ダウンフォースを発生させるという。トランクフードはリアエンドがそり上った形状となっており、ガーニーフラップの役割を果たすとしている。
一方インテリアは「視覚的な軽さ」をテーマにデザインされている。3Dプリンターで製作されたスリムなセンターコンソールには、ハイパーカー「ヴァルハラ」譲りのスイッチ類や、ドライバー側に傾斜した角度付きのタッチスクリーンを配置。シートは「Sports Plusシート」または軽量なカーボンファイバー製の「パフォーマンスシート」から選択できる。容量170リッターの荷室も備わっている。
販売台数は世界150台の限定で、デリバリー開始は2027年第2四半期を予定している。
(webCG)









































