「VWゴルフ」に、ディーゼルエンジン搭載のスポーティグレード登場
2009.06.10 自動車ニュース「フォルクスワーゲン・ゴルフ」に、ディーゼルエンジン搭載のスポーティグレード登場
独フォルクスワーゲンは、コンパクトカー「ゴルフ」に、最新のディーゼルエンジンを搭載した「GTD」グレードを追加した。
■伝統のスポーティディーゼル
初代ゴルフにもラインナップされた「GTD」グレードが、6代目となる新型ゴルフにも設定された。ディーゼルエンジンを採用しながらも、スポーティに仕立てられたグレードである。
2009年3月に開催された、独ライプツィヒショーで初公開となった新型「ゴルフGTD」は、2リッター直4のコモンレール式ディーゼルターボエンジン「TDI」を搭載。最高出力170psと、最大トルク35.7kgmを発生し、0-100km/h加速8.1秒、最高速度222km/hのパフォーマンスが公表される。トランスミッションはコンベンショナルな6段MTと、6段DSGを用意。ハイライトとなる燃費は18.2km/リッターを記録し、欧州の排出ガス基準であるEURO5もクリアーする。
外観はスポーティグレード「GTI」のそれを受け継ぐもの。識別点は、フロントグリルのデザイン(GTDは水平なラインが入る)と、エグゾーストパイプのテールエンド(GTDはクロームの2本出し)などである。
インテリアは、ブラックを基調にレッドをアクセントカラーとして使う「GTI」とは違い、ブラック×グレーのシックなカラーリング。シートはスポーツタイプが与えられる。
シャシーもGTI由来のものが用いられるが、スプリングやダンパー、スタビライザーなどのセッティングは、GTD向けにチューニングされている。ESPは標準装備。オプションでアダプティブシャシーコントロール「DCC」を選択することも可能だという。
日本導入については未定である。
(webCG 本諏訪)