VWパサートにTSIエンジン搭載車が追加
2008.01.23 自動車ニュースVWパサートにTSIエンジン搭載車が追加
フォルクスワーゲン グループ ジャパンが、パサートシリーズに低燃費・高出力を追求した新世代TSIエンジン搭載の「TSIコンフォートライン」を設定。2008年2月5日に発売すると発表した。
■燃費をキープしつつ出力をアップ
パサートシリーズには、これまで2リッターNA、2リッターターボ、3.2リッターV6 NAの3タイプのエンジンバリエーションが設定されていた。今回新たに加わった「TSIコンフォートライン」は、2リッターNA搭載の「2.0」に代わるエントリーモデルだ。
搭載エンジンは、1.8リッターTSIターボ。シングルチャージャーと呼ばれる過給機(ターボ)をひとつだけ搭載するタイプで、直噴システム+ターボの組み合わせにより、低燃費化&高出力化が図られた。数値上は、従来モデルと燃費がほぼ同等で、出力が10ps向上した。
スペックは、最高出力が160ps、最大トルクは25.5kgm。10.15モード燃費は10.8km/リッター(従来モデルは11.0km/リッター)だ。
■新たにオリジナルHDDナビを設定
装備面では、基本的には従来の2.0を踏襲しつつ、若干変更が加えられた。具体的には、タイヤ警告灯が追加装備となったほか、ルーフレールがブラックからクロームに変更となり、高級感の演出が図られた。
価格は、パサートTSIコンフォートラインが329万円、パサートヴァリアントTSIコンフォートラインは345万円。
なお、フォルクスワーゲンAGの開発による、新しいHDDナビゲーションシステム「RNS510」がオプションで用意されたのもニュース。同機種は、メーカーオリジナルならではのインテリアにマッチしたデザイン性やインパネ内の簡易ナビ表示といった車載側との機能連携を図りつつ、12セグ対応TVチューナーやETC車載機の搭載など、日本市場にフィットする機能が特徴。価格は29万4000円に設定される。
「RNS510」はパサートを皮切りに、今後他モデルにも順次展開される見通しだ。
(webCG 曽宮)
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