■【会場リポート】530psの「911GT2」も環境問題も
ポルシェが日本市場を重要視していることを証明するように、VWアウディグループ総帥のフェルディナント・ピエヒら関係企業の重鎮が見守るなか、ポルシェのプレスカンファレンスが始まった。
■逆風日本でも好調なセールスを続けるポルシェ
冒頭では、自動車市場全体が縮小傾向にある日本で、ポルシェは変わらず好調を維持し続けてきたことが報告された。これからもスポーツカーに求められる技術面に力を入れることに加え、展示車両にもなっている「911 GT3カップ」など、スポーツカーイベントにも積極的に関わっていく姿勢を強くアピールした。
■「911 GT2」と「カイエンGTS」
展示車両のなかでも今回の注目モデルは2台で、まず997型となった「911 GT2」。530ps/6500rpm、伝統の後輪駆動ながら0-100km/hが3.7秒、最高速度329km/hを誇る最強の911が公開された。
強力なスペック以外にも、ハイパフォーマンスカーとしては優秀な8km/リッターの省燃費にも触れられた。
SUVとして大ヒットしたカイエンは、スポーツカーとしての性能を強化した「GTS」が登場。
従来のエアサスから、スポールモデル専用の電子制御ダンパーとスチール・コイルを組み合わせた足まわりに変更し、車高を24mm低く、ホールアーチを拡大したボディに変更されている。4.8リッターV8エンジンを搭載するこのカイエンGTSは、専用ボディカラーのGTSレッドがポルシェブースでひときわ目を引いた。
■注目のハイブリッドは2009年に発売予定
GT2が低燃費を達成したことや、15年間でCO2削減量を1.7%削減してきたことなど、いまやスポーツカーといえど無視できなくなった環境問題に取り組んでいることもアナウンスされた。
さらに1900年代初頭に、創業者のポルシェ博士によって製作された世界最初のハイブリッドカー「ローナー・ポルシェ」を引き合いに出し、ハイブリッド技術とポルシェの関わりの深さを示した。
新駆動システムによるポルシェのハイブリッドカーは今回の東京ショーには登場していないが、すでに実走テストしているカイエンのほか、2009年に発売のニューモデル、パナメーラに搭載される予定とのことである。
(別冊単行本編集室 崎山)
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