■【会場リポート】フォルクスワーゲンは、アジア市場に虎視眈々
フォルクスワーゲンは、1台のワールドプレミアと2台のジャパンプレミアを用意した。
■めざすはアジアの大衆車
黒山の人だかりとなったフォルクスワーゲンブース。ヴィンターコルン会長をはじめとするフォルクスワーゲングループの首脳陣が見守るなか、コンパクトな「space up!」がアンベールされた。
これは、フランクフルトショーでデビューしたリアエンジンのコンパクトカー「up!」に続く、同社の「new small family」コンセプト第2弾だ。
拡大するアジア市場のニーズを意識し、2ドアボディの「up!」を230mmストレッチ。高さも40mm“アップ”して、全長×全幅×全高=3680×1630×1540mmとした。ネーミング通り室内スペースの拡大を図った。
定員は4名。会場では、観音開きのドアから小さな女の子とその両親、さらにお祖母ちゃんが登場し、「スペースアップ」のある幸せな家族像が演出された。
説明には、チーフデザイナーのワルター・デ・シルヴァ氏が登壇。「空間を広くするだけでなく、乗り降りのしやすさを重視した」「これぞ、往年の名車『ビートル』のシンプルさとユニークさを受け継ぐものだ」と胸を張った。
また、ジャパンプレミアとして、「トゥアレグ」の弟分たる小型SUVの「ティグアン」と「パサート R36」が展示された。
前者は2008年後半からの日本導入が予定されており、会場に置かれたのは、もっとも売れ筋と予想される2リッターターボのTSIモデル。後者、パサートのホットバージョンも同じく2008年後半の導入予定。300psの3.6リッターエンジンを搭載し、100km/h加速を5.8秒でこなす「フォルクスワーゲン最速モデル」としてラインナップの一翼を担うことになる。
(webCG 関)
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