■【出展車紹介】「三菱i MiEV SPORT」iベースのスポーティモデルはEVで実現か?
三菱自動車工業が東京モーターショーでデビューさせる「i MiEV SPORT」は、軽自動車「i」の電気自動車である「i MiEV」をベースに、より走りのイメージを高めたコンセプトカーだ。
■NASA由来の無線充電システムを搭載
ディメンションは、全長×全幅×全高=3450×1600×1400(mm)となり、軽自動車の規格よりもわずかながら大きい。ボディはアルミ押し出し材とアルミダイキャスト材を組み合わせたアルミスペースフレーム構造を採用する。エクステリアは「i」のモチーフを受け継ぐもので、低くなった全高により、見るからに軽快なイメージが与えられた。
「i」とパワープラントは違うものの、重量物はやはりリアミドシップされる。「i」のプラットフォームの特徴である2550mmものロングホイールベースのおかげで、大容量のリチウムイオンバッテリーを床下に、モーターやインバーターなどはラゲッジルーム下に収めることができたという。
使用されるモーターは3つ。前輪は左右それぞれに三菱自慢のインホイールモーターが備わり、後輪は1つのモーターが左右に駆動力を与える。すなわち駆動方式は4WDとなる。さらに、4輪の駆動力、制動力を独立してコントロールするS-AWCが組み合わされ、「高い安定性と意のままに操れる操縦性を両立した」と謳われる。
補助発電装置として、ルーフに設置された太陽光発電装置、フロントグリル内に設けられた走行風を利用する電力発電用ファンが設けられる。
注目すべきは、無線充電システムを搭載する点だ。これは、もとをたどればNASAが研究していた技術の応用。「i MiEV SPORT」に搭載されるシステムは三菱自動車、三菱重工、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が共同開発したものである。地中に埋め込まれた「マグネトロン」と呼ばれる送電装置からマイクロウェーブを送り、クルマに充電させる。エンジニアによれば「近い将来の電気自動車実用化に向けて、充電の面倒さを低減させたい」とのことだ。公共施設や、ショッピングセンターの駐車場などに設置しインフラを整えたいという。
巷では、「i」ベースのスポーティモデルが登場するのではないかとの噂が飛び交っている。i MiEV SPORTが東京モーターショーに出品されたことにより、クルマ好きにとってはますます期待が膨らみそうだ。
(NAVI ヤマダ)
この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。
-
NEW
第340回:一にエンジン、二にカッコ
2026.7.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。マツダ渾身(こんしん)のラージ商品群を応援するカーマニアのひとりとして、「CX-60」と「CX-80」の動向は常に気になっている。3列シートSUV、CX-80の最新モデルにあらためて試乗して感じたこととは? -
NEW
日産は“再挑戦”でホンダは“終了” 新型「エルグランド」発売に見る、プレミアムミニバンの今
2026.7.20デイリーコラムトヨタが圧倒的なシェアを占める上級ミニバンの世界において、新型「エルグランド」で復権をねらう日産。しかし、なぜフルモデルチェンジは16年ぶりになったのか? ホンダはどうするのか? この市場の今を考察する。 -
NEW
ホンダ・インサイト(FWD)【試乗記】
2026.7.20試乗記3000台の限定で販売される新型「インサイト」は、クロスオーバー風のフォルムと、これまでのホンダ車にはなかった内外装のデザインテイストが新鮮だ。中国で生産され、日本独自の名前が与えられた新型電気自動車の走りと仕上がりを、ロングドライブで確かめた。 -
ポルシェ911カレラT(後編)
2026.7.19ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバルとSTIでクルマの走りを鍛え、モータースポーツにも積極的に取り組んできた辰己英治さん。彼の目に、“スポーツカーの水準器”こと「ポルシェ911」はどのように映ったのだろう? 走りの楽しさを追求した「カレラT」グレードに乗っての印象を聞いた。 -
ホンダCB750ホーネット(6MT)【レビュー】
2026.7.18試乗記ホンダのスポーツネイキッド「CB750ホーネット」が、話題の「E-Clutch」を獲得。ライディングの幅を広げる自動クラッチシステムは、パンチの利いた2気筒のストリートファイターにどんな走りをもたらすのか? その仕上がりを確かめた。 -
人気沸騰「ランクル“FJ”」を手にするもうひとつの方法
2026.7.17サブスク「KINTO」で「ランドクルーザー“FJ”」に乗る<AD>2026年5月に発売されるやオーダーが集中し、受注停止となってしまった「ランドクルーザー“FJ”」。しかし、あきらめるのはまだ早い。“FJ”とのカーライフを実現できる、トヨタの新車サブスクリプションサービス「KINTO」という手段があるのだ。