
1970年11月、セダンにマイナーチェンジを実施。「ホンダ1300」はもともとフロントフェンダー前端およびボンネット前端が一体でプレスされた別パーツのため、こうした「お面の掛け替え」が容易に行えた。画像はトップモデルの「77カスタム」で、価格は 65万3000円。なお、99シリーズは廃止された。
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1970年11月、セダンにマイナーチェンジを実施。「ホンダ1300」はもともとフロントフェンダー前端およびボンネット前端が一体でプレスされた別パーツのため、こうした「お面の掛け替え」が容易に行えた。画像はトップモデルの「77カスタム」で、価格は 65万3000円。なお、99シリーズは廃止された。
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新型77カスタムのリアビュー。
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従来より立体的なデザインとなり、木目パネルが廃されるなど、インパネも一新された。
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セダンに遅れること7カ月、71年6月にクーペをマイナーチェンジ。車種編成が変更されれ、セダンに準じた顔つきの「ゴールデンシリーズ」は全車95ps(AT仕様は80ps)エンジンを搭載。画像は最高級グレードの「カスタム」で、価格は69万1000円。
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「ダイナミックシリーズ」は従来型のイメージを踏襲する。画像は唯一の4キャブエンジン(110ps)搭載車となったGTLで、価格は77万3000円。
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72年7月にデビューした「シビック」。パッケージングを追求したコンパクトな2ボックスボディに、実用性を重視したまろやかな水冷エンジンを搭載した、1300とは対極に位置する小型車。既存の国産車にはない新鮮さと知性を感じさせるモデルとしてヒットした。画像はトップグレードの3ドアGLで、価格は54万5000円。
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72年11月、1300シリーズの象徴たるDDACエンジンを、シビックのそれを拡大した水冷直 4SOHC1433cc・80psエンジンに換装した「145シリーズ」が登場。画像は「145セダン・カスタム」で、パワートレインを除いては基本的に 1300セダンに準ずる。価格は65万8000円。
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「145クーペ」のマスクは、旧ダイナミックシリーズ系の2分割グリルと角形2灯ヘッドライトを組み合わせたものとなった。画像は廉価グレードのSLだが、クーペには90psを発生する機械式燃料噴射付きエンジンを積んだトップグレードの「FI」(Fuel Injectionの略)も存在した。
『第36回:『偉大なる失敗作』ホンダ1300(1969〜1972)(最終回)』の記事ページへ戻る