
1970年2月に追加された「1300クーペ」。シングルキャブユニット搭載モデルは「クーペ7」、4キャブユニット搭載モデルは「クーペ9」と呼ばれた。白いクルマは最高級グレードの「クーペ9カスタム」で、価格は75万8000円。
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1970年2月に追加された「1300クーペ」。シングルキャブユニット搭載モデルは「クーペ7」、4キャブユニット搭載モデルは「クーペ9」と呼ばれた。白いクルマは最高級グレードの「クーペ9カスタム」で、価格は75万8000円。
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2分割されたマスクはアメリカ車的だが、柔らかなラインで構成されたサイドビューはなかなか個性的だった。『カーグラフィック』70年4月号の、当時は貴重だったカラーページで紹介された「クーペ9カスタム」。
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ドライバーに向かって湾曲した、立体的な造形をもつ1300クーペのインパネ。デザインモチーフは航空機の操縦席だそうで、それゆえ「フライトコクピット」と呼ばれた。写真は「クーペ9カスタム」のものだが、他グレードも基本的には共通。
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1300シリーズ専用に設計された3段AT。構造がシンプルで高効率、変速ショックも少なく活発に走ると評判だった。レンジは「P-R-N-D-3-2-1」で、1〜3速がマニュアルでセレクト可能なのは、当時の国産AT車ではホンダのみ(1300と NIII360)だった。
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おもしろいことに、「1300オートマチック」では、セダン/クーペともに当時の日本車としては珍しい(60年代の流行だった)角形メーターが採用された。この画像は「オートマチック・クーペ7カスタム」だが、まるで当時のラクシュリーなアメリカ車のようなデザインである。
『第35回:『偉大なる失敗作』ホンダ1300(1969〜1972)(その4)』の記事ページへ戻る