
「2600V8」
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「2600V8」
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既存の1.3リッター直4ユニット2基を90度に組み合わせてつくられたV8SOHCエンジン。総排気量 2580cc、圧縮比9.2、2基のダブルチョーク・ソレックスキャブを装着して最高出力140ps/5600rpm、最大トルク 21.0kgm/3000rpmを発生した。発売後150psにチューンが高められたのち、67年秋には2982ccに拡大され、性能は 160ps/5100rpm、24.0kgm/3900rpmに向上した。
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凝った設計のリアサスペンション。リーフスプリングとパナールロッドで吊ったド・ディオンアクスルで、ダンパーは車高調整が可能なボーゲのハイドローリック。ATEのディスクブレーキはインボード式である。
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当初はフロントグリル中央にグラース(GLAS)の「g」のエンブレムが入っていたが、BMWグラース 3000V8となってからはノーズ先端にBMWのエンブレムが貼られた。そのほかホイールキャップにもBMWのマークが入り、タイヤは175HR14から 185HR14へとひとまわり太くなった。
『第9回:「うたかたの夢」グラース2600V8(1965〜68)(後編)』の記事ページへ戻る