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ポールポジションから順当にスタートした本山哲。「金曜日のテスト走行では、コースインするたびにスタート練習をつづけてきた」と語るとおり、特に出だしに集中していたという。
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完勝を遂げた本山。序盤、アンドレ・ロッテラーに猛追されたが、ロッテラーのコースアウトにより楽な展開となった、と思われた。しかしチャンピオンは、「失礼だが、予想外に(2位でゴールした山本)左近が速かったので、余裕を感じることはできなかった。最後まで気を抜けなかった」とレース後に漏らしていた。
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初表彰台(2位)となった、ルーキー山本左近。前回の富士では、トップを脅かす猛追を見せたが痛恨のスピンをきっしていた。「同じミスを繰り返さないよう、気を引き締めて走った。本山さんから、『真剣に逃げた』と聞いて嬉しい。クルージング状態だったのなら、追いつけなかったことがもっと悔しくなる」と記者会見で語った。
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本山がトップを走る状況下、ランキング2位の井出有治(写真右)の目標は表彰台の獲得に絞られた。そうでなければタイトル奪取の可能性は皆無になるのだ。しかし、ランキング3位のリチャード・ライアン(左)と激しい順位争いを演じ接触、その隙に土屋武士に先行され、表彰台を逃す結果になってしまった。
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開幕戦で行われた「Mote-La」(入門フォーミュラマシン)での「往年の名選手対決」、第2戦が開かれた。今回は、星野一義、中嶋悟、森本晃生、近藤真彦の4名がエントリー、くじ引きでグリッドを決め、ポールスタートとなった中島悟が逃げ切って優勝した。土曜日、どっぷり暮れたコースで“コソ練”したという森本が猛追を見せたが、「あと一周あれば……中嶋さんのブロックはいやらしい!」っと抜ききれなかった悔しさを語った。
『【FN 2005】第8戦もてぎ、本山哲、会心の走りで優勝、タイトル奪回を果たす!』の記事ページへ戻る
