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ハイブリッド、バイワイヤーなどの技術を投入した「F500マインド」は、未来の自動車テクノロジーの方向性を示すと謳われるコンセプトカー。ファストバックのセダンボディにはBピラーがなく、「インテリアピラー」と称する“柱”によって剛性を確保した。エンジンは、Sクラスが積む4リッターV8 CDI(250ps)に、50kW電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム。 電子制御式スロットル&ブレーキのメリットを活かし、ペダルに圧力センサーを装着。通常の機械式ペダルより省スペースなため前席をフロントにオフセットでき、居住スペースを拡大できた。ステアリングにもバイワイヤーが用いられる。様々な情報を表示する「マルチビジョンディスプレイ」や、暗闇でも150m先の物体を赤外線で映像化する「ナイトビジョン」など、ハイテク装備もジマン。メルセデスベンツはF500マインドで、同車に搭載された技術の実用試験を行うという。
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観音開きの場合、ドア開口部は1900mm。室内中央にインテリアピラーが備わる。
『【東京モーターショー2003】「解説!笹目二朗:メルセデスベンツ篇」』の記事ページへ戻る