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バッテリー関連のリコールを乗り越え、2013年8月に生産を再開した「三菱アウトランダーPHEV」。2013年10月現在のバックオーダーは、国内向けが約3100台、海外向けが1万5000台。納車待ちの解消が急がれる。
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テスト車は、メーカー純正ナビや電動テールゲートなどを備えた「G ナビパッケージ」。
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シートは合成皮革とファブリックのコンビタイプが標準。本革シートは最上級グレード「G プレミアムパッケージ」のみに設定される。
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「アウトランダーPHEV」は全仕様が2列5人乗りとなっている。荷室の床下にリアモーターを搭載する都合上、ガソリン車には設定のある3列7人乗りは用意されない。
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燃費のよさはもちろんのこと、電子制御による疑似デフロックや、トルクベクタリング機能の「S-AWC」などによる動力性能も「アウトランダーPHEV」の特徴。
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ボディーカラーはオプションの「ホワイトパール」を含む全4色。今回のテスト車(写真)の「テクニカルシルバーメタリック」は、PHEVの専用色だ。
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200V用と急速充電用の充電ソケット。CHAdeMO対応の急速充電機能はオプション装備だが、購入者の大半がこれを選択するとか。
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パワーユニットは2リッター直4エンジンと2基のモーターの組み合わせ。エンジンは基本的に充電用だが、高速巡航時にはクラッチを介して動力軸につながり、走行を担う。
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「PHEV」専用のアルミホイールは、エントリーグレードの「PHEV E」以外の3グレードに標準で設定される。組み合わされるタイヤのサイズは225/55R18。
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車載計によると、今回のテストでは全行程の47%をEVモードで、53%をHVモードで走行。満タン法による燃費は12.5km/リッターとなった。より充電スポットを活用したり、積極的に「SAVE」モードや「CHARGE」モードを活用したりといった工夫をすれば、もっと燃費をのばせたかもしれない。
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「SAVE」と「CHARGE」のボタンはシフトセレクターの手前に配置。その後方には、悪路や雪道などでお世話になる4WDロックのスイッチが備わる。
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後席の収納は6:4分割のダブルフォールディング式。オプションの100V AC電源は、右側のタイヤハウスの張り出し部分に装備される。
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いかに急速充電とはいえ、空の状態から蓄電量の80%まで充電するには、30分の時間を要する。今後は、充電スポットでのマナーが課題となるかも。
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三菱アウトランダーPHEV G ナビパッケージ
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