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より多くの人がマクラーレンと分かるようにとの判断から、ボンネット先端のエンブレムがマクラーレンの“スピードマーク”(弧を描いたマーク)のみからロゴタイプに変更された。
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試乗会の舞台はスペイン南部のアンダルシア地方。「650S」のクーペとスパイダー(写真)の両仕様が用意された。
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ヘッドライトは「P1」譲りのフルLED式へ。これも同社のスピードマーク・ロゴがモチーフになっている。
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リアエンドのデザインも変更され、レーシングカー「12C GT3」譲りの“3ピース”バンパーが採用された。
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シャシーはカーボン製のモノセル(中央の黒い部分)を中心に構成される。モノセルの単体重量は75kg。
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走行性能はハードでも、インテリアには洗練を貫くのがマクラーレンの流儀。標準仕様ではインテリアトリムがアルカンターラとなる(写真)。オプションでレザーも選択可能。
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3.8リッターV8ツインターボエンジン(M838T型)は650psと69.1kgmを発生する。
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ホイールサイズはフロントが19インチ、リアが20インチ。カーボンセラミックローターブレーキが標準で装着される。
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タロッコオレンジ(手前)とマンティスグリーン(奥)のほか、オーロラブルー、ストームグレーの計4色が新色として追加された。
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オーロラブルーをまとった「650S スパイダー」。
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リトラクタブルハードトップは2ピース構造となっており、17秒未満で開閉可能。30km/hまでなら走行中に操作できる。(クリックするとルーフが開閉する様子が見られます)
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マンティスグリーンの「650S クーペ」。ディフューザーがリアビューを引き締める。
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「12C」と比べ、スプリングはフロントが22%、リアが37%固められている。併せてダンパーマウントやブッシュの見直しなどにより、操縦安定性と快適性のバランスをより高い次元に引き上げた。
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オプションで「レースシート」と呼ばれる、よりホールド性の高いバケットシート(写真)を選ぶことができる。
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インテリアの随所にカーボンファイバーがおごられる。
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強固なカーボンファイバー・モノセルシャシーを採用するおかげで、ボディーのオープン化に際し、追加の補強材は一切不要だった。クーペとの重量差は、ハードドップと開閉メカニズム分に相当する40kgのみ。
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ハードブレーキング時にはリアウイングが立ち上がり、リアタイヤに適切なダウンフォースを与えて(アクティブ・エアブレーキ機構)制動性能を高めるようになっている。
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ボンネット下には、“2人の週末旅行”程度なら十分な容量のトランクスペースが備わる。
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アスカリサーキットを行く「650S スパイダー」。
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サイドシルの前端に装着される「650S」のオーナメント。
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ボディー後端に備わるエアブレーキ。オプションでカーボンファイバー製(写真)も選択可能。
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日本市場では2014年4月1日に発売された。価格は「650S クーペ」が3160万円で、「650S スパイダー」が3400万円(8%の消費税を含む)。同年5月には納車が始まる見込み。
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マクラーレン650S クーペ
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マクラーレン650S スパイダー
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