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フロントドアの前端に「e-hybrid」のオーナメント。差し色の「アシッドグリーン」は、ポルシェのプラグインテクノロジーのテーマカラー。
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ハイブリッドパワーユニットは直噴の3リッターV6スーパーチャージャー付きガソリンエンジン(333ps、44.9kgm)と交流同期モーター(95ps、31.6kgm)で構成される。システムの最高出力は416ps(306kW)で最大トルクは60.2kgm(590Nm)。
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ハイブリッドパワートレインを上から見る。車両の前部(写真左)からエンジン、デカプラー(クラッチ)、モーター、8段ATの順。エンジンの左側にあるのはインバーターとDCコンバーターからなる「パワーエレクトロニクス」。駆動用バッテリーはリアオーバーハングに搭載され、その右側に充電用の「オンボードチャージャー」が配置される。(イラスト=ポルシェ)
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レザーインテリアが標準。試乗車ではオプションの「コニャックナチュラルレザー」が選択されていた。
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シートはポルシェの伝統にしたがってヘッドレスト固定式となる。
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リアシートは他の「パナメーラ」と同様に左右独立の2座。乗車定員は4人。
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フロア下に駆動用バッテリーを搭載するため、ラゲッジルーム容量はガソリン仕様の「パナメーラ」より狭い(E-ハイブリッド:335~1153リッター、ガソリン仕様:445~1263リッター。いずれもVDA法)。(クリックするとリアシートが倒れる様子が見られます)
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駆動用リチウムイオンバッテリーの電圧は384Vで電力量は9.4kWh。従来の「パナメーラS ハイブリッド」のバッテリーはニッケル水素で1.7kWhだった。モーターのみによる走行可能距離は18~36km(本国資料による)。(イラスト=ポルシェ)
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充電は持ち運び可能な「ユニバーサルチャージャー(AC)」(写真)を用いるか、ガレージの壁面などに設置して使う「充電ドック」を介して行う。
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充電ポートは車両後部の左側にある(給油口は後部右側)。満充電までの所要時間は200Vで約2.5時間、100Vで約8時間。日本のCHAdeMOコネクターには対応していない。
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5連メーターの中心にタコメーター、その左隣はスピードメーターではなく「Eパワーメーター」(ハイブリッドシステムの作動量と回生量が表示される)となる。メーター針も「アシッドグリーン」に。
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パワーユニット始動後の初期設定はモーターのみで走行する「Eパワー」モード。その後、エンジン走行に移行しても、シフトセレクターの右側にある「E-POWER」ボタンを押せば戻せる。その手前にある「E-CHARGE」ボタンは、充電を任意に行うためのもの。幹線道路や高速道路など、流れのいい環境での使用を想定している。
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動力性能は0-100km/h加速が5.5秒で、最高速は270km/h。ちなみにモーター走行では0-50km/h加速が6.1秒、最高速が135km/hと発表されている。
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ステアリングを握る筆者。
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ブレーキキャリパーも「アシッドグリーン」に。標準のホイールサイズは18インチだが、試乗車はオプションの19インチを履いていた。
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ポルシェ・パナメーラS E-ハイブリッド
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『ポルシェ・パナメーラS E-ハイブリッド(FR/8AT)【短評】』の記事ページへ戻る