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「トヨタ・プロボックス/サクシード」は、「カローラバン/カリーナバン」の後継モデルとして2002年に登場。デビューから12年を経て、今回初の大幅なマイナーチェンジを受けた。
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設計が一新されたインパネまわり。実用性を追求するため、必要な場所に必要な収納スペースを配置してから、デザインの作業が行われたという。
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一部のグレードでは、助手席や後席のウィンドウの開閉は手動式となる。
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1NZ-FE型の1.5リッターエンジン。FF車では1.3リッター仕様を上回る18.2km/リッターの燃費性能を実現している(JC08モード)。また、4WD車の設定があるのも、1.5リッター仕様のみとなる。
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1NR-FE型の1.3リッターエンジン。1.3リッター仕様が用意されるのは「プロボックス」のみで、「サクシード」には設定されていない。
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タイヤサイズは全仕様共通で155/80R14。フルホイールキャップが付くのは上級グレードの「プロボックスF」「サクシードTX」のみとなる。
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ラゲッジルームの積載能力は、荷室長×荷室幅×荷室高=1810×1420×935mm、最大積載重量=400kg(いずれも2名乗車時)と、「プロボックス」の仕様に統一されており、改良前の「サクシード」と比べると、荷室長と最大積載重量が若干ダウンしている。(写真をクリックすると、シートの倒れる様子が見られます)
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インパネには耐荷重10kgのテーブルを装備。幅=290mm、奥行き=180mmと、従来のものより大幅にサイズアップしている。
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マルチホルダーは携帯端末の充電が可能なように下部にスリットがあけられていたり、幅の調整ができたりと、実用性にも配慮した作りとなっている。
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運転席と助手席の間には、手提げカバンを置けるスペースを確保。インテリアは「ビジネスに必要なものが、運転席から手の届く範囲に収納できること」を重視して設計したという。
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「プロボックスF」「サクシードTX」では、新たにリアシートの座面に脱着機構を採用。他のグレードと同じように、後席をたたんだ状態でも前席のリクライニングが可能となった。
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エクステリアでは、歩行者保護性能を向上させるため、フロントまわりの形状を大幅に変更。各部に衝撃吸収構造を採用した。
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フロントシートは「プロボックスF」「サクシードTX」のみヘッドレスト分離型、その他はヘッドレスト一体型となる。
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リアシートは「プロボックスF」「サクシードTX」のみヘッドレスト付きで、その他のグレードはヘッドレストなしの簡易なものとなる。表皮は、前者がファブリック、後者が塩化ビニール。
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「プロボックス」では、最上級グレードの「F」は1.5リッター仕様のみの設定だが、その他のグレードには1.3リッター仕様も用意。テスト車の「プロボックスGL」は、1.3リッターエンジン搭載車だった。
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新たにオプション設定された、バックモニター内蔵ルームミラー。カーナビを必要としない顧客に配慮して設定されたものだ。
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「サクシードUL」
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トヨタ・サクシードUL
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トヨタ・プロボックスGL
『トヨタ・サクシードUL(FF/CVT)/プロボックスGL(FF/CVT)【試乗記】』の記事ページへ戻る