F1ハンガリーGPのサーキットを走った! 「スマートタイムズ2015」開催
2015.09.07 画像・写真「スマート」の国際ミーティング「スマートタイムズ2015」が、ハンガリーのブダペストで、2015年8月28日と29日に開催された。15回目を迎えた今回は、初めての東ヨーロッパの開催であると同時に、初めて首都が舞台となった。また、昨2014年7月に発表された3代目スマートにとっては、初のスマートタイムズとなった。メーカー発表によると、参加者は2476人に達した。
初日の夜はスマートブランドのCEOアネッテ・ヴィンクラー女史が、フランクフルトモーターショーに先駆けて3代目「スマート・フォーツー」のカブリオ仕様に乗ってステージに登場。事実上の一般初公開に、参加者は沸いた。
日付変わって、2日目の朝はF1ハンガリーグランプリで有名な郊外のハンガロリンク・サーキットに集合。パレードで先頭に近いポジションを確保すべく、朝早くからやってくるエントラントもみられた。
そして午後、ヴィンクラー氏の「スマート・フォーツーカブリオ」を先頭にした参加車1207台は、そのままブダペスト市街へ向かい、ドナウ川沿いのクルーズを楽しんだ。
なお今回は場所柄、東欧各国やロシアからの参加も目立ち、スマートファンのさらなる分布拡大を感じる年となった。モスクワからやってきた男性は、「片道1800kmを走って来ました。2016年のドイツ・ハンブルク大会も行きたい!」と顔を輝かせていた。
(文と写真=大矢アキオ<Akio Lorenzo OYA>)

2015年8月29日、ブダペスト郊外ハンガロリンク・サーキットに集合した1207台の「スマート」。昨2014年に発表された3代目スマートにとっては、最初のスマートタイムズとなった。
-
2015年8月29日、ブダペスト郊外ハンガロリンク・サーキットに集合した1207台の「スマート」。昨2014年に発表された3代目スマートにとっては、最初のスマートタイムズとなった。
-
前夜の2015年8月27日、ブダペスト市内の会場にて。「スマート・フォーツー」の生産拠点であるフランス・ハンバッハからやってきた工場スタッフ有志による新型「スマート・フォーフォー」2台。
-
会場は、ブダペスト屈指の名所、英雄広場の真横に設けられた。
-
会場には、新型「スマート」の最小回転半径を体験できるコーナーも。
-
手前はドイツの警察仕様をイメージした新型「スマート・フォーフォー」。奥は恒例の子供のペインティング遊び用に供されたクルマ。
-
オーストリアのインスブルックからやってきた除雪仕様。
-
ロシアのモスクワから到着したパウェル・イウァフネンコ氏(写真右)と友人。タイルを模したドレスアップは、多くの注目を浴びていた。「日頃は堅いコンサルタント業をしているだけに、息抜きとして最高だったよ」と作業を振り返る。
-
本部テントの一角にさりげなくパークしていたのは、新型「フォーフォー」のブラバス仕様。
-
「スマート・フォーフォー」のブラバス仕様。レザーが多用されたインテリア。
-
会場の一角には、初めて各国クラブのテントが設けられた。これはギリシアの愛好会。
-
「スマート」のトランスフォーマー出現!? ドイツのチューニング業者によるオブジェ。折り畳み可能で、最終日にはトレーラーに載せられて会場を後にした。
-
メルセデス・ベンツのヨハン・トムフォード氏。1992年にスマートプロジェクトを立ち上げた頃からの歴史を振り返った。
-
「スマート」の電気自動車(EV)「エレクトリックドライブ」で北ドイツ・ハンブルクから1400kmを走破してやってきたドライバー(写真左)。「各地ではチャージの時間を利用して、観光を楽しんでいました」とのこと。
-
初日の夜には、フランクフルトショーに先駆け、新型「フォーツーカブリオ」が世界で初めて一般に公開された。スマートブランドのCEOアネッテ.ヴィンクラー氏が「みなさんいかがですか、新型カブリオ?」と、エントラントに問いかける。
-
「スマート・フォーツーカブリオ」は、このほど結婚することになった現地のスマート愛好者カップルにキーが渡され、缶を引きずって退場するパフォーマンスが行われた。
-
2日目は、かつて社会主義国唯一のF1グランプリ会場であったハンガロリンク・サーキットに集合した。
-
サーキットのエントランスで、おやつのフルーツと案内図を渡す女性スタッフ。
-
ピット前には「最高にクレイジーなスマートコンテスト」のエントラントたちが並ぶ。写真左は地元クラブによるハンガリー産の犬、プーリーを模したスマート、右は前述の“トランスフォーマー”と同じドイツのチューナーが手がけた6輪ピックアップ車。
-
ドイツのオーナーがアメリカ西海岸のコーチワーカーに依頼し、2年がかりで実現したリモ(リムジン)仕様。強化されたエンジンにより、本気で発進するとホイールスピンを起こすとか。
-
フィナーレの夜。「2016年の開催地は?」の掛け声と共に、まばゆいライトが照らすなか、「Hamburg」と記された新型フォーフォーがステージに登場した。