アルピーヌ60周年イベント(前編) ~仏ディエップのミーティング会場から
2015.09.27 画像・写真ルノーと親密な関係にあり、モータースポーツにも積極的に関わってきたブランドとして知られるアルピーヌ。その60周年を祝うイベントが、同ブランドのお膝元である、フランスはセーヌ=マリティーム県ディエップを中心に開催された。ミーティングからパレードラン、コンセプトカーの展示にデモランと、盛りだくさんなイベントの様子を、前後編2回に分けて、写真とともに紹介する。(文と写真=森口将之)
→「アルピーヌ60周年イベント」リポート(後編)はこちら

英仏海峡に面したディエップは、人口約3万5000人の港町。会場は海岸沿いの広場。遠くにディエップ城を望むことができる。
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英仏海峡に面したディエップは、人口約3万5000人の港町。会場は海岸沿いの広場。遠くにディエップ城を望むことができる。
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アルピーヌ60周年記念ミーティングには約760台が集結。「A110」の中には、現役時代のラリーマシン風モディファイを施した車両も。
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アルピーヌを母体として組織されたルノースポールが開発した、初期のラリー用ホモロゲーションマシン「5(サンク)ターボ」も参加。
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日本では少数派の「A310」だが、今回は「A110」に劣らぬ台数が集結。4気筒エンジンを搭載した初期型の6灯ヘッドランプは、いまなお鮮烈。
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丸みを帯びたフォルムが愛らしいこちらは、「ルノー4CV」のプラットフォームとエンジンを用い、アルピーヌの名を冠した第1号車になった「A106」。
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「A106」と「A110」の間をつないだ、「ルノー・ドーフィン」ベースの「A108」の中でも希少な2+2ボディー。A110にも「GT4」という4シーターが存在した。
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これもアルピーヌ。1970~80年代のコンパクトカー、初代「ルノー5(サンク)」をベースに高性能エンジンを載せた「5アルピーヌ」。
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1959年から30年以上造られたルノーの前輪駆動商用車「エスタフェット」も、アルピーヌ色にお化粧されてミーティングに参加。
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会場では、手持ちのコレクションを売買するシーンも各所で見られた。こちらの方が所有するプラモデル、多くが日本製だった。
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アルピーヌブランドが消滅して、はや20年ということで、参加者の平均年齢は高め。でもかっちりペアルックで決めてくるカップルも。
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会場内のテントには、ルノー所有のクラシックを展示。手前はアルピーヌの創業者ジャン・レデレが最初に生み出した、1955年製「マーキス」。
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こちらは最新のアルピーヌ。今年の世界耐久選手権(WEC)を戦う「A450B」。日産製4.5リッターV8を積む。10月には来日、富士ラウンドに登場する予定。
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今年1月にパリで発表された「アルピーヌ・ビジョン グランツーリスモ」も展示。ゲームソフト『グランツーリスモ6』とのコラボプロジェクトから生まれた一台。
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ミニチュアも集結。生産されたすべてのボディーカラーをそろえたという、24分の1スケールのディスプレイは圧巻だった。
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さすがフランス。「A110」のFRPボディーまで展示販売する業者もあった。しかも上は、日本では希少な「カブリオレ」だ。
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会場では、昔のラリーやレースの写真もディスプレイ。日本の自動車関連のミーティングよりも女性ファンの姿が目立った。
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日本人が営む南仏のスペシャルショップ、GBSもブースを出していた。わが国のフレンチブルーミーティングの常連でもある。
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エンジンのタペットカバーからサスペンションのスプリングまで、このミーティングだけで1台分の部品がそろってしまいそうだ。
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ルノー好きなら知らぬ人はいないレジェンドドライバー、ジャン・ラニョッティ氏ももちろん参加。気軽にサインに応じていた。
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今回のミーティングの主役となったのが、アルピーヌ復活を祝う、写真のコンセプトカー「セレブレーション・ディエップ」。
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