「オーテックオーナーズグループ(AOG)湘南里帰りミーティング2016」の会場から
2016.11.22 画像・写真2016年11月19日、神奈川県の大磯ロングビーチで、「オーテックオーナーズグループ(AOG)湘南里帰りミーティング2016」が開催された。このイベントはオーテックジャパンが主催するオーナーズミーティングで、2004年から継続的に開催されているもの。今年はオーテックジャパンの創設30周年という記念すべき年でもあり、全国から過去最多となるオーナーと車両が駆けつけた。
会場となった大磯ロングビーチの駐車場は、新旧のオーテック車で埋め尽くされ、なかには「プレジデント」のリムジンやザガートとのコラボモデルである「ステルビオ」など希少車たちの姿も見受けられた。まさに公式イベントならではの光景だろう。また同じくオーテック生まれのクルマである、神奈川県警が所有する「スカイラインGT-Rオーテックバージョン40thアニバーサリー」のパトカーも登場。これにはファンが歓喜していた。
天候は雨天の予報であったが、イベント中はなんとか曇り空をキープ。イベント内容を大きく変えることなく、例年同様にファンとオーテックのメンバーが交流を楽しんだ。そのアットフォームな会場の様子をお届けしよう。
(文と写真=大音安弘)
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1/49「AOG湘南里帰りミーティング2016」開催を記念して、参加者全員による記念撮影。頭上にオーテックの頭文字「A」のマークを作り、ニッコリ。
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2/49会場内にはオーテックジャパンが開発および生産を行う最新モデル「モードプレミア」シリーズと「ライダー」シリーズが展示された。
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3/49開会式では、オーテックジャパンの片桐隆夫CEOが登壇。イベントに集まった多くのオーナーとファンを歓迎した。
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4/49なんと白バイに先導されて、当日までシークレットだったスペシャルゲストが登場。
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5/49「マーチ ボレロA30」から降り立ったのは、今シーズンのSUPER GTでMOTUL AUTECH GT-Rのステアリングを握った松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手、そして、2016オーテックレースクイーンを務めた菅野麻友さんだ。
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6/49ゲストとしてイベントに参加した松田選手とロニー選手、菅野さん。トークショーを行うなど、一日を通してファンとの交流を楽しんだ。
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7/49開会式では、一般公募が行われた「2016年里がえるキャラクター」の採用デザイナーの表彰に加え、本イベントの恒例である、最も遠方から来場したユーザーと、最も走行距離の長いユーザーへの表彰も実施された。今年も、北は北海道から南は九州まで、幅広い地域からのユーザーが集まった。
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8/49雨天予報での開催であったものの、多くのオーナーが全国より駆けつけた。イベント中はほぼ風もない曇り空となり、ファン同士の交流も積極的に行われていた。
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9/49オーテックジャパン創立30周年を記念した限定モデル「マーチ ボレロA30」。オーテックジャパンがこれまで培った技術と経験により開発された“スーパーマーチ”だ。365万円と高価ながら、限定30台は即完売に。
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10/49オーテックジャパンの技術を紹介したブース。「A30」の開発秘話など、開発者によるトークショーも実施された。
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11/49ブースには30周年記念限定車「マーチ ボレロA30」の専用パーツが展示され、技術者から直接、A30や専用パーツについての解説を受けることができた。
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12/49子供たちのお楽しみイベントである「ちびっこビンゴ大会」のビンゴガールは、オーテックレースクイーンの菅野麻友さん。おもちゃが賞品だけに、子供たちは菅野さんが読み上げる数字に一喜一憂しながらビンゴゲームを楽しんだ。
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13/492016年シーズンのSUPER GTでMOTUL AUTECH GT-Rのステアリングを握った松田選手とロニー選手によるトークショー。自身のカーライフから今シーズンの結果報告まで、さまざまな話題が上った。
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14/49トークショーの後半では「PRAY FOR ITALY」と銘打ち、イタリア中部地震に対する寄付金プロジェクトの一環としてチャリティーオークションも実施。ここで集められたお金は、先の地震で甚大な被害を受けたイタリア・アマトリーチェの被災者支援や復興支援に使われる。
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15/49チャリティーオークションでは、ロニー選手が今シーズンのSUPER GTで使用したドライビンググローブとドライビングシューズを出品。「匂いはしないよ」などとジョークを飛ばしながら、会場を盛り上げた。
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16/49ノベルティーグッズを争奪するジャンケン大会も実施。こちらも賞品を受け取る人たちから募金が行われた。
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17/49オーテックが手がけた貴重なレーシングエンジンの展示。
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18/49オーテックジャパンが手がける福祉車両「ライフケアビークル」。こちらは車いすのまま乗車可能な「チェアキャブ」モデルで、「NV100クリッパーリオ」がベース。
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19/49時折小雨がぱらつく天候ながら、多くのオーテック車とファンが大磯ロングビーチに集結した。
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20/49オーナー同士の交流も、イベントの楽しみのひとつ。会場のあちこちで話に花が咲く。
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21/49専用カスタムが施された「ライダー」シリーズは本イベントへの参加が多いモデル。ミニバンベースの「ライダー」は、長年にわたりオーテックを支持し続ける古参のファンが、ファミリーカーとして購入するケースも多いという。
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22/49「スカイライン オーテックバージョン」。R32スカイラインをベースに、オーテックが専用に組み上げたチューンドRB26DEエンジンを搭載したコンプリートカーだ。
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23/49「テラノ アストロード」。テラノのワイルドさを強調した大型グリルガードや、ハイトサスペンションなどの専用アイテムでオフロード性能を強化したモデルだ。
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24/49電気自動車である「リーフ」の「エアロスタイル」もオーテックの製品。その後方に見えるのは、「NV350キャラバン ライダー」だ。
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25/49「ステージア オーテックバージョン260RS」は、本ミーティングで参加台数が多いモデルのひとつ。初代ステージアをベースに「GT-R」のパワーユニットを移植したコンプリートカーで、まさにワゴン版GT-Rである。
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26/49「スカイラインGTSオーテックバージョン」。R31スカイラインをベースに開発されたコンプリートカーで、エンジンや足まわりのチューニングだけでなく、インテリアに専用のコーディネートを施すなどして質感の高さも追及したモデルだった。
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27/49「スカイライン GT-Rオーテックバージョン40thアニバーサリー」は、R33スカイラインをベースにハコスカ世代のみに存在した“4ドアセダンのGT-R”を復活させたモデル。スカイライン誕生40周年を記念して発売された。
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28/49写真の「フェアレディZ NISMO」など、現在展開されている「NISMOシリーズ」も、オーテックが開発生産に関与している。
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29/49「オーテックザガート ステルビオ」。イタリア名門カロッツェリア「ザガート」と共同開発したコラボレーションモデルだ。
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30/49「ステルビオ」の特徴的なアイテムとして知られる、“内蔵タイプ”のフェンダーミラー。
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31/49唯一無二なスタイルを持つ「ステルビオ」。リアスタイルも実に個性的だ。
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32/49リアフェンダーにエアダクトを設けるなど、細部まで徹底して作り込まれていた。
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33/49「プレジデント ロイヤルリムジン」。日産のフラッグシップサルーン、プレジデントを500mmストレッチしたモデルで、コノリーレザーのシートが標準となるなどぜいたくに仕上げられていた。
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34/49こちらの「日産クエスト」は、北米向けミニバンをオーテックが並行輸入したという珍しい存在。全国の日産ディーラーで購入することができた。
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35/49最終型となったS15「シルビア」をベースとしたコンプリートモデル「シルビア オーテックバージョン」。エンジンをターボでなく自然吸気としたのは、オーテックらしいこだわりだ。S15のオープンモデル「ヴァリエッタ」もオーテックの手によるもの。
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36/49「シルビア コンバーチブル」。S13シルビアの前期型「K’s」をベースに開発されたオープントップモデルで、電動ソフトトップが採用されていた。トランスミッションはATのみだった。
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37/49「パルサーセリエVZ-R N1」。パルサーのスポーツグレードをベースにさらなるチューニングを施したもので、1.6リッターの「SR16VE」エンジンは200psの最高出力を発生した。
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38/49先代モデルの「エクストレイル エクストリーマーX」。SUVらしさを追求したカスタマイズもオーテックの得意とするところだ。
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39/49「マーチ ボレロ」は、クラシカルな専用外装と専用コーディネートのインテリアを備えた“ちょっといいマーチ”として、定番モデルのひとつとなっている。
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40/49今回、唯一の働くクルマだったのが「セドリック」の公共応急作業車。現役だったころのパトライトが外されている以外は、当時の雰囲気を残している。意外にもY31型のパトカー同様に、3リッターエンジンを搭載している。
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41/49希少車の「オーテックザガート ステルビオ」。シルバーカラーは、その中でもまた珍しい。
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42/49Y31系「セドリック/グロリア」には、オーテックが手がけた数多くの仕様が……。後席スペースが拡大されるロングボディー仕様もオーテックの製品だった。
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43/49「グロリア ロイヤルリムジン」。Y31系「セドリック/グロリア」をベースとしたリムジン仕様で、フロントグリルにはオーテックの専用エンブレムが輝く。
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44/49大人気だったのが、特別ゲストの“スカイライン4ドアGT-Rパトカー”。イベント記念として、運転席に座ることもできた。
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45/49希少な「スカイライン GT-Rオーテックバージョン40thアニバーサリー」をベースにしたパトロールカーで、導入当時、大きな話題となった。現在は引退車両とのことで、イベントなどで主に活躍している。
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46/49パトロールカーながら、リアにはベース車同様にオーテックバージョンのステッカーが装着されている。
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47/49長年の活躍をうかがわせる、使い込まれた“GT-Rパトカー”の室内。すでに112万km(!)を走破しているという。担当の警察官によれば、「維持コストがかかるのでいつまで残せるかは不明だが、できるだけ大事にしていきたい」とのこと。まだ当面の間は、その雄姿を見ることができそうだ。
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48/49イベント参加台数が最も多いのは、「NISMO」や「12SR」といった「マーチ」シリーズ。最近は「ノート」のコンプリートカーも評判がよく、参加台数が増えてきているようだ。
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49/49例年、天候に恵まれていた同イベントだが、今年は残念ながら時折小雨に見舞われた。来年は青空のもとでの開催を期待したい。