「さいたまイタフラミーティング2017」の会場から
2017.11.07 画像・写真2017年11月3日、埼玉県さいたま市の埼玉スタジアム2002 東駐車場で「さいたまイタフラミーティング2017」が開かれた。このイベントは、「同好の士が気軽に集まれるイベントを近場で」との思いから、埼玉県在住のシトロエン愛好家である実行委員長が中心となって6年前に始めたものである。初回から200台以上が集まるという盛況で、当初の会場ではすぐに手狭になり、3回目から埼玉スタジアム2002に会場を移したという。参加資格は、イタリア車およびフランス車ならば年式を問わずなんでもOK。加えて「過去イタフラ車に乗っていたとか、イタフラ車に興味があるという人もいるだろうから」ということで、イタフラ以外のモデルでも参加可能という寛大さで、参加費も1台につき1000円と格安。車両展示のほか、会場にはイタフラ車専門ショップをはじめ、オートモビリアやアパレル、そして飲食のケータリングまで多くの出店が並び、フリーマーケットのスペースも。当日は久々の好天に恵まれた休日ということもあって、過去最高の675台が集まるという大盛況だった。そんな会場の様子を、参加車両を中心に紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
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1/40会場入りする参加車両。これは小・大・小・大(旧・新・旧・新)ときれいに並んだ新旧「フィアット500」系モデル。先頭から「フィアット・アバルト695」「アバルト500」そして2代目と現行のフィアット500。
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2/40新旧「フィアット500」系の隊列のしんがりは、サイズでいえば「中」にあたるセイチェントこと「フィアット600」が務めていた。
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3/402代目と3代目にして最終モデルとなってしまいそうな「ランチア・イプシロン」。
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4/40先頭から「155」「156」「GT」「155」と並んだアルファ・ロメオ。
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5/40「フェラーリ512TR」を先頭に並んだ「クーペ・フィアット」「アバルト500」「アルファ・ロメオ・スパイダー」などのイタリア車。
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6/40イタリア・ピアジオ社製の三輪トラックである「アペ」(輸出名称ベスパカー)も参加。
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7/40「シトロエンBX」に同「C6」が続く。
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8/40個性的なマスクの「シトロエン・アミ8」。
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9/40ルーフキャリアに2台のスポーツサイクルを積んだ「シトロエンGS」。
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10/40「ルノー5ターボ2」。ルノーの伝統(?)であるミドシップのオバケマシンのルーツ。
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11/40「アルピーヌA110」。A110はこれを含め(たぶん)3台やってきた。
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12/40「ランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリー」。ランボの参加は、筆者が確認した限りではこれ1台きりだった。
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13/40ここからは会場内。「プジョー504」は、ツリ目ヘッドライトを採用した最初のプジョー。
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14/40「504」の後継モデルである「プジョー505」。
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15/40日本におけるプジョーの知名度向上に貢献したホットハッチである「プジョー205GTi」。
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16/40「205GTi」の走りの血統を受け継いだ弟分である「プジョー106ラリー」。
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17/40「プジョーRCZ」が6台並んだ珍しい光景。
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18/40「シトロエン2CV」。手前の薄いピンクというか、肌色というか、なんともいえぬ淡い色合いがいい感じ。
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19/40「シトロエンCX」。「DS」の後継となるフラッグシップ。
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20/40「ルノー4(キャトル)」。ルノー初のFF乗用車であり、FFハッチバックの元祖の一台。
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21/40初代「ルノー5(サンク)」。これは後から加えられた5ドアだが、当初はフランス製小型車では珍しい3ドアハッチバックのみだった。
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22/40「ルノー・クリオ ウィリアムズ」。初代クリオ(日本名:ルーテシア)をベースに、F1でルノーとタッグを組んでいたウィリアムズの名を冠したラリー用ホモロゲーションモデル。
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23/40愛らしい顔つきの初代「ルノー・トゥインゴ」。淡いグリーンの色合いもおしゃれ。
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24/40「ルノー・クリオ ルノースポールV6」。2代目クリオをベースに3リッターV6エンジンをミドシップした「5ターボ」の再来。
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25/40日本には正規輸入されなかった3代目「ルノー・ラグナ」のセダン。
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26/40「ルノースポール・スパイダー」。初期型はウインドシールドすらなかった、ミドシップのロードスター。
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27/40「アルピーヌA610ターボ」。現時点における、アルピーヌの名を冠した最後の市販車。本来はリトラクタブルヘッドライトを持つ。
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28/40「アウトビアンキ・ビアンキーナ パノラミカ」。2代目「フィアット500」をベースとする高級ミニカーのワゴン仕様。
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29/40「アウトビアンキA112アバルト」。日本でも人気のあったボーイズレーサーの、正規輸入されていない初期型。
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30/404台並んだ初代「フィアット・パンダ」。写真ではわかりにくいが、手前のモデルは観音開きテールゲートを備えたバン仕様。
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31/40ランチアの正規輸入が終了して以降のモデルである、3代目にして最終世代となった「ランチア・デルタ」。
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32/40「ランチア・テーマ」(左)とその後継で、正規輸入されなかった「カッパ」(右)。カッパのオーナーが19歳の大学生だったことに驚いた。
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33/40「カッパ」の後継モデルで、クライスラーのOEMモデルを除きランチアブランド最後のフラッグシップとなった「テージス」。
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34/40「マセラティ・ギブリII」。「ビトゥルボ」系をベースとする2代目ギブリ。
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35/40ベルリネッタとスパイダーがそろった「フェラーリF355」。
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36/40フリーマーケットのコーナーで見つけたフェイク版フィアット。正体は初代「パンダ」にも通じる角張ったボディーを持つ「ダイハツ・ネイキッド」である。
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37/40イタフラ車専門店から、パーツ、オートモビリア、アパレル、飲食物までのショップやフリーマーケットの出店も多数あった。
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38/40「フィアット600ムルティプラ」を移動販売車に使った、その名も「ムルチカフェ」。時に行列ができるほどにぎわっていた。
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39/40参加者が集まっての記念撮影。この後、景品が当たる抽選会が行われた。
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40/40雲ひとつない秋晴れに恵まれた会場。日中は長袖では汗ばむくらい気温も上がった。