ホンダ「CBと駆け抜けた時代」展の会場から
2019.06.17 画像・写真日本を代表するバイク「ホンダCB」シリーズ。その誕生60周年に合わせ、東京・Honda ウエルカムプラザ青山で「CBと駆け抜けた時代」展が開催されている(開催期間:2019年6月24日まで)。日本のバイク史を彩ってきた貴重な車両の展示や、フォトグラファーの原 富治雄氏とタレントの梅本まどかさんによるトークショーなど、盛りだくさんの内容だったイベントを写真で紹介する。
(文と写真=webCGほった)
-
1/422019年6月4日から6月24日の会期で、東京のHonda ウエルカムプラザ青山で「ホンダCB」シリーズの歴史を振り返る「CBと駆け抜けた時代」展が開催されている。
-
2/42この企画展は、今年(2019年)が「ホンダCB」シリーズの元祖である「ホンダ・ベンリイCB92スーパースポーツ」の誕生から60周年の年にあたることから催されたもの。4月7日にはHSR九州で、6月9日にはツインリンクもてぎでオーナーズミーティングも開催された。
-
3/42会場となったHonda ウエルカムプラザ青山は“CB一色”かと思いきや、ショールームの前には巨大なボートが。船外機「BF250」の新型発売に合わせたもので、こちらも道行く人の関心を大いに集めていた。
-
4/42一方、会場内で最も注目を集めていたのが、歴代「ホンダCB」シリーズの展示。5台の展示車両が、おのおののデビューイヤーに起きた出来事や、当時のヘルメットなどとともに紹介されていた。
-
5/421959年に誕生した「ホンダ・ベンリイCB92スーパースポーツ」(展示車両は1963年製)。「ベンリイC92」を高性能化した市販のスポーツモデルで、初めて「CB」の名が与えられたモデルだった。エンジンは125ccの空冷4ストローク2気筒で、15psを発生した。
-
ホンダ の中古車webCG中古車検索
-
6/42ホンダ・ベンリイCB92スーパースポーツ(1963年)
-
7/421965年に誕生した「ホンダ・ドリームCB450」。開発の目標は「450ccで650ccの性能」というもので、公道向けの市販モデルとして初めてDOHCエンジンが搭載された。展示車両は1966年製。
-
8/42ホンダ・ドリームCB450(1966年)
-
9/421969年に登場した「ホンダ・ドリームCB750 FOUR」は、量産バイクとして初めて直列4気筒エンジンを搭載。世界中で日本車ブームに火をつけるとともに、多気筒ビッグバイク時代の先駆けとなった。
-
10/42ホンダ・ドリームCB750 FOUR(1969年)
-
11/42ホンダ・ドリームCB750 FOUR(1969年)
-
12/42ホンダ・ドリームCB750 FOUR(1969年)
-
13/42モータースポーツでのノウハウを取り入れたDOHC 16バルブエンジンが特徴の「ホンダCB750F」。輸出仕様である「CB900F」発売の翌年、1979年に登場した。
-
14/42ホンダCB750F(1982年)
-
15/42ホンダCB750F(1982年)
-
16/42「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか」を追求する「プロジェクトBIG-1」により、1992年に登場した「ホンダCB1000スーパーフォア」。大型タンクの採用によるボリュームあるスタイリングと、リッターバイクならではのゆとりの走りで人気を博した。
-
17/42ホンダCB1000スーパーフォア(1992年)
-
18/42「ホンダ・ベンリイCB92スーパースポーツ」から「ドリームCB750フォア」までの、「ホンダCB」シリーズの黎明(れいめい)期を支えたモデルを紹介するパネル。
-
19/42こちらは消防バイクや“白バイ”などの展示スペース。
-
20/42「ホンダCB400スーパーフォア」の教習車。記者と同世代で、中型以上の免許をお持ちの方ならきっとお世話になったことがあるはず。
-
21/42こちらはあまりお世話になりたくない、「ホンダCB1300P」の“白バイ”。
-
22/42こちらは1972年製「ホンダ・ドリームCB500P」の“白バイ”(左)と、1970年製「ホンダ・ベンリイCB175K4FV」の消防バイク(右)。
-
23/42会場には著名人の愛車も展示されていた。こちらは俳優の浅野忠信さんの「ホンダCB1100」。
-
24/42タレントで、この日のトークショーにも登場した梅本まどかさんの「CB400スーパーフォア」。
-
25/42「ホンダCB750フォア」をベースにした『ワイルド7』のレプリカバイク。
-
26/42バイク漫画『キリン』で有名な東本昌平氏が描いた「ホンダCB1300スーパーボルドール」。
-
27/42こちらは現行の「ホンダCB」シリーズのラインナップ。手前から「CB1300スーパーボルドール」「CB1300スーパーフォアSP」「CB1100EX」「CB400スーパーフォア<ABS>」。
-
28/42未来的なスタイリングが特徴的な、新世代の「ホンダCB」シリーズ。手前から「CB125R」「CB250R」「CB650R」「CB1000R」。
-
29/42こちらはタミヤがリリースした歴代「CB」の模型。
-
30/42こちらは『月刊ホンダCB新聞』。「ホンダCB」シリーズにとってエポックメイキングな年の出来事をまとめたものだ。こちらは1959年6月号。
-
31/42『月刊ホンダCB新聞』は1959年6月号と、1969年6月号、そして1979年6月号の3部が用意されていた。おのおの何があった年か、全部分かった人はかなりのCB通でしょう。
-
32/42ちなみに裏側はこんな感じ。栃木・ツインリンクもてぎの展示施設、ホンダコレクションホールでは、現在「DREAM CB750FOUR 誕生50年 特別展示」を実施中とのこと。興味がある人はぜひ訪問してみては?
-
33/42会場には、この日トークショーを行ったフォトグラファーの原 富治雄氏が撮影した写真も展示されていた。
-
34/4214時をまわり、いよいよステージで「CB60周年記念・スペシャルトークショー」がスタート。
-
35/42司会を務めるのは、ホンダの元ワークスライダー、宮城 光氏。16歳のときに最初に手に入れた「CB400フォア」を今も大事に所有しているとのこと。
-
36/42長年にわたり「ホンダCB」シリーズを撮り続けてきたフォトグラファーの原 富治雄氏。webCG読者におかれては、“F1カメラマン”としての印象の方が強いかもしれない。
-
37/42二輪四輪を問わず愛好する梅本まどかさん。「『CB1000R』のエンジンが、ガチャピンみたいでかわいい」と独特の審美眼を披露し、会場に笑いを運んだ。
-
38/42本田技研工業 二輪事業本部で「ホンダCB」シリーズの開発を統括する坂本順一氏。CBという名称の由来は諸説あるが、そのひとつとして「『Creative Benchmark』が語源」という説があることを語った。
-
39/42梅本まどかさんの「CB400スーパーフォア」。当初は250ccクラスのバイクを購入しようと考えていたのだが、実車を見て、触れて、こちらに決めたとのこと。名古屋~東京間の下道ツーリングを敢行するなど(冬季通行止めで、途中で断念)、バイクライフを満喫しているようだ。
-
40/42スクリーンに映し出された歴代「ホンダCB」シリーズの総覧。トークショーでは、歴代モデルの中でも、特にエポックメイキングだった車両、登壇者にとって思い入れのある車両の解説も行われた。
-
41/42原富治雄氏が「最も美しいCB」と評した「ホンダ・ドリームCB500フォア」。「静かなる男のための500」というキャッチコピーも印象的だったという。
-
42/42最後は最新世代の「CB」である「ホンダCB1000R」と記念撮影。トークショーはこの日のみだが、特別展示は2019年6月24日まで開催されているので、興味のある人はぜひ会場へ。