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1/12ブガッティが創業110周年を迎える2019年、「シロン」が市販ロードカーとして初めて時速300マイルの壁を破った。シロンの名は1920~30年代にブガッティで活躍したドライバー、ルイ・シロンにちなんでいる。
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2/12現代のブガッティが本拠を置くのは、エットーレが率いていた時代と同じ、フランス・アルザスのモールスハイムだ。当時から使われていた建物を修復して本社機能を置いている。その前に「シロン」と2台の「EB110」が並ぶ。
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3/12創業者のエットーレ・ブガッティは、イタリアのミラノで芸術家の家系に生まれた。視覚的な美しさをクルマに求めた。馬を愛し、広い工場敷地の中で乗馬を楽しんでいた。
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4/12ブガッティが華やかであった時期のモールスハイムの会社施設。現在のブガッティが本拠を置くのは、当時のゲストハウスだったシャトーだ。1857年に建てられたものだという。
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5/12エットーレは、できれば四角いピストンを作りたいほどだと述べたくらい、四角い外観のエンジンにこだわった。これは1500cc 4気筒モデルのエンジン。
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6/12数あるモデルの中でも象徴的な存在がこのグランプリモデルだろう。これはSOHC、気筒あたり3バルブの2000cc直列8気筒スーパーチャージャー付きエンジンを搭載した1926年「タイプ35C」。日本には戦前から生息している。現在はホンダ・コレクションホールが所蔵。
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7/12「タイプ35」は市販されるグランプリカーだった。1929年の第1回モナコグランプリでは、英国人のプライベートドライバー、ウィリアムスがタイプ35で優勝。第2回と第3回のモナコもタイプ35が勝った。
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8/12エットーレの長男で後継者と目されていたジャン・ブガッティと「タイプ41ロワイヤル」。直列8気筒、1万2763ccのエンジンを搭載した、全長約6.4mの巨大な豪華車。あまりに高価だったので7台しか製造されなかった。
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9/12ブガッティは1937年と39年の2回、「タイプ57」のレーシングモデルでルマン24時間レースに勝っている。これは1939年の優勝車「タイプ57C」。ドライバーのひとりがピエール・ヴェイロンで、その名はフォルクスワーゲン傘下でブガッティがよみがえった際の、最初のモデル名に使われた。
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10/12しばらく休眠していたブガッティのブランドは、1987年にイタリアの実業家、ロマーノ・アルティオーリ(右端)によって復活を果たした。これはパリで開催された「EB110」の発表セレモニーの様子。EB110はエットーレ・ブガッティの生誕110周年の意を示した。
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11/121938年「タイプ57SCクーペ アトランティック」。1930年代のブガッティを代表する前衛的かつ優美なスタイリングと高性能を融合したスーパースポーツカー。「ヴェイロン」はこの圧倒的な存在感を現代に置き換えたのだろうか。
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12/12現在のブガッティファクトリーは芝や樹木の緑に覆われた場所にある。シャトーと同じ敷地内にガラス張りのモダンな組立工場(アトリエ)が建っている。完成した「ヴェイロン」と「タイプ35」。

伊東 和彦
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