「トライアンフ・ストリートトリプルRS」発表会の会場から
2019.11.06 画像・写真英国を代表する老舗バイクメーカー、トライアンフから新型「ストリートトリプルRS」が登場。日本導入が開始された。
トライアンフのストリートトリプルは、運動性能を追求したネイキッドモデル、いわゆる“ストリートファイター”と呼ばれるジャンルの先駆け的な存在。今回モデルチェンジされたRSは、その最上級モデルにあたり、乾燥重量166kgというクラス最軽量の重量と、煮詰められた足まわりのセッティング、そして車名の由来にもなっている、熟成が進んだトライアンフ自慢の3気筒エンジンが見どころとなっている。
富士スピードウェイで開催されたお披露目会の会場から、新型ストリートトリプルRSの姿を写真で紹介する。
(写真=荒川正幸)
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1/152020年モデルの「ストリートトリプルRS」。日本では2019年11月1日に富士スピードウェイで実車がお披露目された。
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2/15「ストリートトリプルRS」は、ネイキッドモデルの中でも運動性能を追求した“ストリートファイター”と呼ばれるジャンルに属する。レーサーレプリカからカウルを取り去っただけのような、アグレッシブなスタイリングが目を引く。
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3/15現存する最古のバイクメーカーとして知られるトライアンフ。創業は19世紀末で1902年には最初のモーターサイクルを発売している。
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4/15パラレルツイン(直列2気筒)に次ぐ、トライアンフの伝統的ユニットである直列3気筒エンジン。「ストリートトリプルRS」のそれは排気量が765ccで、最高出力123PS、最大トルク79N・mを発生する。
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5/15エンジンは基本的な部分は従来モデルから踏襲しつつ、排気カム、クランクシャフト、バランサーなどを新設計。MotoGP Moto2クラス用のレーシングエンジンを手がけるチームが開発を担った。
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6/15フロントサスペンションはフルアジャスタブルのショーワ製倒立フォーク(φ41mm)。ブレーキは前後ともにブレンボ製で、フロントには310mmのドリルドディスクローターと4ピストンモノブロックキャリパー「M50」が組み合わされる。
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7/15リアサスペンションには、フルアジャスタブルのオーリンズ製ピギーバッグリザーバータイプモノショック「STX40」が採用されている。
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8/15高い剛性と適度な柔軟性を備えた、リアのガルウイングスイングアーム。タイヤにはサーキット走行も想定した高性能スポーツタイヤ「ピレリ・ディアブロ スーパーコルサSP V3」が採用されている。
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9/15トライアンフのバッジが貼られたトランスミッションケース。新型「ストリートトリプルRS」のトランスミッションは、従来型より1速、2速がクロスされているほか、工作精度を高めることでバックラッシュ防止ギアを省略して軽量化。スリップアシストクラッチやシフトアップ/ダウンの両方に使用できるクイックシフターが標準装備される。
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10/15高精細のフル液晶メーター。こうした箇所の品質の高さも、昨今のトライアンフの特徴として挙げられる。
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11/15先端部にカーボンの装飾が施されたマフラー。
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12/15発表会では「ストリートトリプルRS」の製品紹介のほか、昨今のトライアンフの商況も説明された。日本では2015年以来右肩上がりに販売を伸ばしており、ハーレーダビッドソン、BMWに次ぐ第3位の地位を確固たるものにしているという。
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13/15発表会の後は、富士スピードウェイの構内路やショートサーキット、そして国際格式のレースも行われるレーシングコースで、試乗会も行われた。
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14/15webCGでは伊丹孝裕氏による国際試乗会のリポートを掲載しているので、新しい「ストリートトリプルRS」の走りが気になる人は、そちらをご覧あれ。
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15/152019年10月7日に日本導入が発表された新型「ストリートトリプルRS」。販売開始は11月中旬とアナウンスされている。