トライアンフが新型「ストリートトリプルRS」発表 レース用エンジンの技術を注入

2019.10.07 自動車ニュース webCG 編集部
トライアンフ・ストリートトリプルRS
トライアンフ・ストリートトリプルRS拡大

トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンは2019年10月7日、2020年モデルの新型「ストリートトリプルRS」を発表した。

 
トライアンフが新型「ストリートトリプルRS」発表 レース用エンジンの技術を注入の画像拡大
 
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新エンジンと軽量ボディーで高い動力性能を実現

ストリートトリプルRSは、カウルのないネイキッドモデルの中でも、高い運動性能とアグレッシブなスタイリングを特徴とする、“ストリートファイター”と呼ばれるジャンルのモーターサイクルである。

今回の新型では、Moto GP Moto2クラスにワンメイクで提供されるレース用ユニットを手掛けるチームが開発した、新開発の765cc直列3気筒エンジンを採用。最高出力は従来モデルと同じ123PSながら、最大トルクを77N・mから79N・mに向上。特に中回転域でのトルクについては、従来モデルより9%アップさせた。さらに回転慣性を7%低減させたことで、より鋭いスロットルレスポンスを実現。クラス最軽量に抑えられた車両重量(装備重量:188kg)とも相まって、高い動力性能を発揮するという。

トランスミッションにも改良を加えており、1、2速をクロスさせたほか、工作精度を高めることでバックラッシュ防止ギアを省略して軽量化。シフト操作の負担を減らすべくスリップアシストクラッチを採用したほか、シフトアップ/ダウンの両方に使用できるクイックシフターも標準装備している。

フレームは前がアルミニウムビームツインスパー、後ろが2ピース高圧成形ダイカストとなっており、鋳造アルミ製のスイングアームには、高いねじり剛性と横方向の柔軟性を併せ持つガルウイング型を採用。サスペンションは、前がフルアジャスタブルのショーワ製倒立フォーク、後ろが同じくフルアジャスタブルのオーリンズ製ピギーバッグリザーバータイプモノショックとなっている。

また、高い制動力を実現するため、フロントブレーキにはブレンボ製4ピストンラジアルモノブロックキャリパーを採用。タイヤはピレリの「ディアブロ スーパーコルサSP v3」で、公道はもちろんサーキット走行も楽しめる、高いグリップ力と安定性を備えている。

価格は143万7000円。2019 年11月中旬の発売予定となっている。

(webCG)

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